アマゾン売上利益UPに必要な見逃しがちチェックポイント3選
※ 本ブログは、ゲストライター、株式会社グローバルブランド 代表取締役 山田 貴弘さんによって書かれたブログです。
コンテンツ
1. ルールが変わるとき
2. アマゾンFBA倉庫納品ルール
2.1. セラーが起こしやすいミス3選
2.2. 納品不備具体例一覧
2.2.1. <ラベル問題>
2.2.2. <袋詰め問題>
2.2.3. <梱包貨物問題>
2.2.4. <その他>
2.3. Amazon FBA倉庫 納品不備に対するサービスや費用
2.4 運が悪いと起きてしまうアマゾン人的ミス
2.5. ホリデーシーズンについて
3. 輸送ルール(通関書類)
3.1 今後の米国向け関税免税に関して
4. 税務ルール(還付)
コンプライアンス=ルール 事業を行う全ての人が関わる今後のキラートピックスです。市場黎明期の越境EC、海外アマゾンだからこそ、インパクトが大きいポイントです。
また早い方はホリデーシーズンの準備も始めるので、この時期に“最新版“「アマゾンで売上を上げ続ける企業、個人が確認しているポイント」をご紹介していきたいと思います。
初心者の方はもちろん、中上級者以上の方、FBA/FBMの方も再確認として確認していただけたらと思います。
1. ルールが変わるとき
昨今、輸出ルール・税金問題などで形骸化された今までの形態では当てはまらない、当てはめにくいサプライチェーンが起きてきています。
そういった中で、圧倒的なアマゾン経済に特にフォーカスがあたっています。
ルール違反、コンプライアンス違反による脱税疑惑(関税)、要申告貨物の未申告、虚偽申告による輸出入などがあります。
この問題は実は売上、利益にも直結する問題があります。
継続してビジネスを向上させていくために、「ルールを理解」「売上、利益UP」の双方に関係する内容を3つのポイントで解説していきますね。
2. アマゾン倉庫納品ルール
始めに一番簡単なアマゾンFBA納品ルールの説明をしていきますね。
ともすると売上利益にダイレクトに影響してくる大切なポイントです。特に納品ルールを完全に把握できていないと納品が大幅に遅れてしまい、最悪別途手数料が発生するケースもあります。
ホリデーシーズンでは通常よりも厳格な体制が引かれ、通常であれば問題なくスルーされるポイントもホリデーではそうもいかず、納品が2カ月遅れるケースも多発しますので、今の時期から作業ルーティーンの徹底意識を高めていきましょう!
今、納品できているのは、完全にルールに乗っ取っているからでない場合もあるので、しっかりルール把握を努めていきましょう^^
セラーが起こしやすいミス3選
- 納品貨物のサイズ超過
- 納品貨物の重量超過
- バーコードがスキャナーで読み取れないケース
納品不備具体例一覧
納品不備とは、納品貨物がFBA倉庫到着時、商品ラベルが剥がれていたり傷ついている等、何らかの利用でスキャンできない場合や、納品商品に破損が確認された場合、また納品数と受領数に相違のある場合などのケースを指します。
不備は、セラーセントラルから確認する事ができます。詳細は、弊社ブログ、Amazon輸出 FBA出荷後納品チェックに関してをご参照ください。
以下では、納品不備に見られる問題のタイプとその内容に関してご紹介していきます。
<ラベル問題>
- バーコードがスキャナーで読み取れない
- ラベル間違い(外箱、商品)
- 指定のラベルが張られていない(飲み込み防止等)
<袋詰め問題>
- 指定の商品の袋詰めがされていない (packing)
- エアキャップ(プチプチ)がされていない (poly bagging)
- テープで補強されていない (taping)
<梱包貨物問題>
- 重量超過
- サイズ超過
- 梱包が必要なケース(輸送時に破損等)
海外配送 荷物の梱包に関しての詳細は、弊社ブログ「完全無欠 海外発送 “最適” ダンボール事情」をご参照ください。
<その他>
その他納品不備についての詳細はこちらをご参照ください。
Amazon FBA倉庫 納品不備に対するサービスや費用
上記の例のように、梱包やラベルの貼付が適切に行われていない商品がAmazon FBA倉庫に納品された場合、Amazonは受領処置を保留にし、セラー宛にFBA受領不備連絡があります。
不備が生じた際の対応(Amazonに納品不備受領作業依頼すること。出品者に代わりラベル貼付やテープ補強をFC内でしてもらう)をしないと受領処置が進まず、納品処理が遅れるなどの状況が発生します。
※納品不備受領作業依頼には別途手数料が発生
そのため、納品不備に関しての知識がないと、知らぬ間に赤字を出している状態、また、適切な梱包(Amazonのprepに従う・受取手の気持ちを考え梱包)ができていないと、アカウントヘルスの悪化に繋がりかねません。
FBAの場合カスタマサポートやダメージ等はアマゾンが対応し、Amazonが責任を負いますが、お客様のクレーム内容が「偽物」「賞味期限切れ」とかであった場合はアマゾンは出品者に対し厳しいい対応を要求することがあります。
梱包をいい加減にして、お客様を怒らせてしまうとそういったクレームにつながる可能性があるのでFBAだからと言っていい加減ではNGです!!
納品不備対応サービスかかる費用
表中の『問題のタイプ』のような問題がAmazon FAB倉庫初回納品時に納品不備があった場合は、『初回納品時に問題のあった際の請求』に記載されている手数料が請求されます。
また、初回納品以降、問題が発生した場合(Amazonの梱包指示を無視して納品した場合)、 『2回目以降に問題が見つかった場合の請求』 の列に表示された手数料が商品ごとに請求されます。
納品不備確認方法 3パターン
納品不備確認は以下3つの方法があります。
- (セラーセントラル)ー 在庫 ー FBA納品手続き ー 該当のFBAシップメントをクリック ー 納品内容の確認
- (セラーセントラル)ー 在庫 ー FBA納品手続き ー 納品不備一覧
- Amazonからのメールを確認 タイトル:「Action Required – Inbound Performance Alert*****」
その他、以下のような例もNGですので、気を付けてください。
- 納品された商品の数量が、FBA納品プランと異なっているケース
- 納品設定に含まれていない商品があるケース
運が悪いと起きてしまうアマゾン人的ミス
- 納品された商品の数量が、FBA納品プランと異なっているケース
これは輸送時の紛失の可能性や抜き取り検査などで乖離が起こるケースもありますが、アマゾンサイドでの数え間違いも多いです。
以上、Amazonの倉庫に納品する際の主な注意点でした。初心者の方は特に意外と知らなかったこともあるかと思います。
ホリデーシーズンが来る前に今の時期から作業ルーティーンの徹底意識を高めていきましょう!
ホリデーシーズンについて
ホリデーシーズン攻略ポイントとして意識する点は主に3つあり、在庫数と出荷のリードタイム、そしてハンドリングタイムです。
在庫数
ホリデーシーズン前から取り扱っていて月当たりの販売数のデータが分かっている物であれば、最低でも通常月の2倍程度の在庫数を保有する事をオススメします。売切れを回避し、機会損失を防ぎましょう。
出荷リードタイム
ホリデーシーズンには世界中のセラーから沢山の商品がAmazonに対して送られてくるので、確実にホリデーシーズンに販売を行うために、この時期はAmazon側からFBA納品期日の事前告知が行われます。
2017年の事前告知を見ると、ブラックフライデーとサイバーマンデーまでにFBA在庫が確実に出品状態にするために、11月7日までに商品をFBA倉庫に納品、また、クリスマスに間に合わせる為には12月1日までに商品を届ける必要があります。
ハンドリングタイム
一般的な日であれば到着日が1~2日程度前後するのはさほど問題にはならないかと思いますが、クリスマスともなれば25日着か26日着かで意味合いが全く変わってきます。
それを考慮に入れると、この時期に商品到着日の設定が26日以降のセラーのカート獲得率が低くなり、結果として売上が低くなることは想像に難くないのではないでしょうか。
ホリデーシーズンに「Toy&Games」カテゴリーを売るための条件
「Toy&Games」カテゴリーは、この時期特に売上が上がります。しかし、この時期全てのセラーが「Toy&Games」カテゴリーを販売できるのではなく、 Amazon側が定めた条件を満たしたセラーのみ販売できます。(参照資料: ホリデーシーズン参加権 Amazonからのメール原文)※このメールは2017-2018にかけてのホリデーシーズンに関するものなので日付また、内容に関して変更される可能性は十分にあります])
ホリデーシーズンについての詳細ブログはこちら。
3. 輸送ルール
2つ目に、輸送ルールの説明をしていきますね。
輸送では気づかない不備、確認不足で利益が減ってしまうリスクをカバーする知識として非常に重要なポイントです。
2018年6月に発生した、Amazon.com(米国アマゾン)FBA倉庫向け貨物のインボイス(アンダーバリュー)一斉検査が特にわかりやすい例ですね。
インボイスに不備がある場合、アンダーバリューの疑いがある場合には即刻シップバック(米国輸入時に何らかの問題がある貨物を出荷国へ返送になるケース)という事例が多発しました。
この根源は中国セラーのインボイス不備、アンダーバリュー、インポーター不在等が原因で実施されたのですが日本人も巻き込み事故を多くもらっています。
仮にシップバックになっても出荷方法に間違いがなければ、「米国→日本返送費用」「再出荷費用」は運送会社から補填をしていただけるので、問題ないです。
補填されない場合は現在の出荷方法の修正、見直しが必要です。
もし発送代行会社をご利用の方で補填されない方は見直し及びインボイスをご確認いただくことをお勧めします。
このインボイスの書き方は、還付にも大きくかかわるので、このインボイス書き方事例をご参照ください。
今後の米国向け関税免税に関して
また、今回の集中検査の末にUPSのみ大きな変化が起こりました。
CBP(米国税関・国境整備局)がUPSのみにde minimis(非課税基準額)の$800以下の基準がAmazon.com(米国アマゾン)FBA倉庫向け貨物向けのみ廃止されました。
そのため、今後関税が必ず発生するという状況に変わりました。
※2018年/8/6現在
※すべて簡易通関となります
※細かい点は割愛
一方でFedex、DHLに関しては同様措置が聞こえてこないので、いくつか事情など勘案できますが$800以下でしか送らない方で関税率が発生する商品の場合は輸送費次第ですがFedex、DHLが良い可能性がありますね。
4. 税務ルール(還付)
最後のポイントについて説明していきますね!
輸出ビジネスで、消費税の還付は利益UPへの必須項目です。
売上が多い方であれば年間100万以上損している可能性がありますので、しっかり還付をしていきましょう!
2015年10月より、Amazon手数料に対して、8%の消費税が課税されるようになりました。当該改正により、Amazonはセラーに対して、「日本の消費税を課税した明細」を送付する義務が生じました。
その明細が<Your Amazon Seller Fees tax invoice>です。
Amazon手数料に対して8%の消費税が課税されるようになったことにより、Amazon手数料に含まれる消費税についても消費税還付の対象となりました。
日本の税法では、消費税還付の要件として<Amazonから発行されたYour Amazon Seller Fees tax invoiceを保管>するように求めています。
また対税理士については、そもそもこの書類の存在を知らない方が大半なので、セラー側から税理士へ書類を渡すようにしましょう。
越境ECの消費税還付で損をしないテクニックの詳細はこちらをご参照ください。
一方で、還付が取り消されるケースも散見されるようになってきました。
国際郵便で本来は20万円超の価格であったのにもかかわらずアンダーバリューをしたことにより、消費税還付が取り消された事例があります。 (参照: 還付取消事例)
書類不備や、前述のインボイス記入で還付が取り消しになるのは非常に痛いので、繰り返しになりますが、ルール把握は非常に重要です!