「もっといいこと、違うこと、ユニークなことをすること。つまり唯一無二の存在になること。そして、唯一無二の存在になれたら……正当な報酬を受け、敬意を払われ、次に起こることを自分で決定することができるのです」- セス・ゴーディン
フリーランスとして選ぶ必要があります。ノーブランドでいることと注目されること、どちらを選びますか?
もし、自分の価値に見合った報酬を得、少ない労働時間で、収入を安定させたいと思うなら、人にどう認識されたいかを変えていかなければなりません。一般的な存在ではなく注目すべき存在へ、もしくは大勢のうちの一人ではなくスペシャリストへ。LinkedInでの個人ブランディングによってこういったことが可能になりました。
当記事では、フリーランスビジネスにおいて多くの取引先を惹きつけ、維持するために、LinkedInで強力な個人ブランドを構築するにはどんなことをする必要があるのかを見ていきます。
個人ブランディングとは、自分自身と自分のキャリアをブランドとして戦略的かつ継続的にマーケティングしていくプロセスです。
実は、好むと好まざるとにかかわらず、あなたはすでに個人ブランドを持っています。問題は、自分が人にどう認識されるのかを黙って見ているか、それとも自分が人にどう認識されるかをきちんと管理していこうとするか、ということだけです。
「個人ブランディングとフリーランスはどう関係があるのか?」と思われるかもしれません。それは単純です。強力な個人ブランドがあれば、世界中の何百万ものフリーランスと自分を差別化することができるのです。
あなたは自分の会社のCEOです。「自分株式会社」 — トム・ピーターズ
もし今のプロジェクトが完了する前から、取引先を探したり、次の仕事をどこで探そうか悩んでいたりしているとしたら、それは間違いです。心当たりはありませんか?
取引先を追い求めている人は、経済的な健全さと安定を求めて苦労していることでしょう。見込み客は、必死になっているフリーランスのことは嗅ぎ分けられるのです。ビジネスを行う上では不利になるでしょう。
取引先やプロジェクトにおいて同じものはありません。取引先を追い求めた結果、理不尽な取引先に遭遇したときほど、イライラすることはないでしょう。しかし、仕事が必要なら、この種の取引先を「手放す」わけにはいかないでしょう。
フリーランス向けマーケットプレイスには、「魅力的」なプロジェクトがたくさんあり、ついつい提案や申し込みを繰り返してしまうことがあります。気がついたら、たくさんのプロジェクトを抱え込んでいて、収集がつかなくなるでしょう。
正直なところ、たくさんのプロジェクトがあるときは、できるだけ仕事をしたいと思うものですよね。しかし、働きすぎて休む暇がないと、燃え尽き症候群になってしまうでしょう。
色々なことができるからといって、どんな取引先にもサービスを提供すればいいというわけではありません。ごく単純なことです。何でもかんでもやろうとすると、結局何もできていないことになります。
このような状況を経験する必要はありません。もし、あなたが成功したいのであれば、「突き抜ける」必要があります。自分に投資することで、取引先に付加価値を提供することができるでしょう。
LinkedInは世界最大のプロフェッショナルネットワークとして、現在、世界200以上の国と地域において5億9千万人以上のユーザーを擁しています。フリーランスにとって、LinkedInは個人ブランドを構築できる強力なツールです。
ここでは、フリーランスにとって重要なLinkedInの統計情報をご紹介します。
LinkedInで強力な個人ブランドを構築することで、意思決定権を持つ人の目に留まり、高報酬の取引先を獲得することができます。
真実を言います。自分自身の特長を持たなければ、LinkedInで誰にも見つけられずさまようことになります。つまり、専門性、特長、目的を明確に定義する必要があるのです。そうすることで、しかるべき人々のグループとつながり、自分のブランドを構築するための最適なコンテンツを作成することができます。ですから自分自身の特長を見つけるために、準備をしましょう。
まずは自分が何者なのか、そして他の人の仕事や対象顧客のビジネスにどのような付加価値を提供することができるかを知ることから始めましょう。
ここでは、あなたの特長を確立するための指針となる質問をいくつかご紹介します。
LinkedInで検索されるための秘訣の1つは、キーワードの最適化です。これはつまり、対象顧客が、求めるスキルを持つフリーランスを検索するときに使用するであろうキーワードを、プロフィールに含めるということです。
プロからのヒント: プロフィールに「フリーランス」というキーワードを入れるのを忘れないようにしましょう。そうしないと、オフィス常駐社員を探しているリクルーターもLinkedInでアプローチしてくるかもしれません。自分の時間も相手の時間も無駄にしないように、適切な人にプロフィールを見つけてもらうようなキーワードを使いましょう。
Google検索もドメインオーソリティの高いLinkedInを好みます。LinkedInのプロフィールに適切なキーワードを入れれば、Googleの検索結果の1ページ目に表示されるようになります。
下図では、「LinkedIn trainer Philippines (LinkedIn トレーナー フィリピン)」という検索ワードで、私のLinkedInプロフィールがGoogle検索結果の1番目に表示されているのが分かると思います。
さらに、私の名前をGoogleで検索すると、結果の1ページ目に (当記事の執筆時点では)、私のプロフィールや、私が書いた記事や私が取り上げられた記事が表示されます。私のLinkedInプロフィールは、私のウェブサイトの次に表示されています。ブランドを作り始めたばかりの頃は、こんな感じではありませんでした。私は、自分の名前をキーワードとして検索した時に、検索結果の1ページ目を「自分のもの」にするために、念入りにプロフィールを最適化し、多くのブログでゲスト投稿をしました。個人ブランドを構築する際には、ターゲットとするキーワードのGoogle検索結果も制御したいものです。私にできたのですから、あなたにもきっとできるはずです!
プロからのヒント: LinkedInのプロフィールの最適化を極めると、Google検索結果の1ページ目、通常は上位3位までに表示されます。こうすることで、あなたや個人ブランドがどう認識されるかを完全に制御することができます。そして、それが仕事のための個人ブランディングです。
LinkedInの人脈を広げる場合、少なくとも500のつながりを目指すとよいでしょう。ターゲットを絞った人脈を確実に構築するには、以下でご紹介する検索機能を使った方法で、理想の顧客を見つけることが一番です。
ステップ1: キーワードで検索します。つながり、場所、現在の勤務先などの「ユーザーフィルター」、または「すべてのフィルター」を選択すると、検索結果をさらに絞り込むことができます。
ステップ2: 必要な属性に基づいて検索結果を絞り込みます。例えば、米国の経営者だけとつながりたい場合は、「場所」のフィルターで「アメリカ合衆国」を選択します。
その他にも、次のようなフィルターがあります。「つながり」、「追加のつながり」、「場所」、「現在の勤務先」、「以前の勤務先」、「業種」、「学校」、「姓名」、「役職」、「会社」
プロからのヒント: LinkedInユーザーにつながりを申請するときは、受け入れてもらう確率を高めるために、必ず個人向けのメッセージを添えましょう。経営者や意思決定権を持つ人のもとには多くのつながり申請が届きますが、その多くは個人向けメッセージが入っていないことがあります。個人向けメッセージを入れることで、きっと目に留まるでしょう。
LinkedInで見つけてもらうためには、「注目のスキル、推薦」機能が欠かせません。スキルを5つ以上追加するだけで、検索結果に表示される確率が27倍になります。あなたのスキルを推薦できるのは1次のつながりの人だけですので、より多くの推薦を得るために人脈を広げるようにしましょう。
特定のスキルに推薦が多ければ多いほど、見つけてもらえる確率が高くなるので、恐れずにつながりにいる人に推薦を書いてもらえるよう依頼してみましょう!そして、あなたのつながりの人にも惜しまずに推薦を書いてあげましょう。
プロからのヒント: 同僚や、似た分野のつながりの人からの推薦文は、より重みがあるため、あなたのプロフィールを見込み客に見つけてもらえる可能性が高くなります。
プロフィールのヘッドラインは、プロフィール写真以外に、LinkedInユーザーが最初に目にするものです。120文字で、あなたが何者なのか、なぜあなたのサービスに興味を持ってもらうべきなのかを、対象顧客に伝える必要があります。
検索結果で上位表示されるように、キーワードをヘッドラインに追加しましょう。LinkedInはデフォルトで現在の職種をヘッドラインとして使用しますが、これを編集することで、自分の業界内で適切に自分自身の位置づけができます。ヘッドラインを編集するには、プロフィール写真の右側にある鉛筆のアイコンをクリックし、必要な編集をします。
LinkedInユーザーのほとんどは、プロフィールのキャリアサマリを追加していませんが、これは大きな間違いです。プロフィールのキャリアサマリは、対象顧客とつながり、あなたのメッセージを響かせるためのものです。ここでは、プロフィールのキャリアサマリを最適化する簡単なヒントをご紹介します。
プロフィールのキャリアサマリの最後には、必ずCTA (コール・トゥ・アクション) をつけます。プロフィールを見た人があなたのサービスに興味を持った場合、次に何をしてもらいたいと思いますか?あなたとつながる?Eメールを送ってもらう?ウェブサイトを見てもらう?分かりやすいCTAでそれを明確にしましょう。
質の高い顧客を惹きつけるには、オリジナルコンテンツでサービスを明確に説明することが大切です。長文の記事を書くのが苦手な場合でも心配はいりません。コンテンツには、インフォグラフィック、ビデオ(動画)、プレゼンテーション、画像など、さまざまな形があります。
あなたの専門性をアピールするのに最適なタイプのコンテンツを使いましょう。私の場合、質の高いお客様を自分のプロフィールに誘導するために記事を公開しています。オリジナルコンテンツをコンスタントに作成し、LinkedIn Publisherを利用して公開することでライティングスキルをお金に変えることができます。
フリーランスの方からよくいただく質問のひとつに、「LinkedInの個人プロフィールの経歴欄には、取引先の企業や、一緒に仕事をした会社を載せるべきか」というものがあります。
答えは、「載せるべきではありません」です。フォーチュン1000やフォーチュン500の企業について記載しているのでなければ、あるいはその企業と関連づけることで自分のプロフェッショナル・ブランドが高まるわけでなければ、LinkedInの個人プロフィールからは外しておきましょう。
では、他の企業や取引先と一緒に仕事をした経験をどこに書いたり、触れたりしたらいいのでしょうか。
答えは、LinkedInの会社ページを作成することです。現在はLinkedIn ページとして知られています。
理由は以下のとおりです。
以下は、数年前、私がフルタイムでフリーランスのライター兼編集者をしていた頃に作成したLinkedInの会社ページです。私はLinkedInのトレーニングとコンサルティングサービスに集中していたため、意図的にフォロワーを増やしませんでした。単にプロのフリーランスとして位置づけるためにこのページを作りました。
LinkedInのプロフィールは、こんな感じです。
他のソーシャルメディアプラットフォームと同様、LinkedInは単なるツールであり、成功するかどうかはこのプラットフォームをどう使うかにかかっています。LinkedInでブランドを構築し、質の高いリードを生み出すための真の秘訣は、人脈を活用することです。
LinkedInには、人脈内で人間関係を構築し、育成していくことができる機能がいくつかあります。LinkedInでの日課に取り入れるべきアクションをいくつかご紹介します。
ここでは、一言を送る方法について説明します。
ステップ1: 自分のつながりにいる、Jane Martinitoに一言を送りたい場合、まず本人のプロフィールを見にいきます。次に、「その他」をクリックし、「ちょっと
一言送る」をクリックします。ヘッドラインの下にあります。
ステップ2: 送りたい一言の種類を選びます。
私の場合、質の高いリードの多くは、1次のつながりの人脈 (つまり、自分から見て2次のつながり) からです。私のコンテンツに関わった人脈のつながりから、私を見つけてくれたのです。ここでの気付きは、つながっている人のコンテンツに関わって、必要であれば助けてあげることです。
人脈を広げ、そのニッチな分野で知られるようになると、より多くの人があなたの助けを求めてくるようになります。助けを求めてきた人に付加価値を提供するチャンスを掴みましょう。高いリターンを得られることがお分かりになるでしょう。
フリーランスとして長期的に成功するために、収益性の高い個人ブランドを構築したいのであれば、LinkedInにて信頼の置かれる人になることを忘れないようにしましょう。他の誰かのようになるのではなく、自分らしくいましょう。あなた自身の価値観や情熱が、突き抜ける存在になるのです。
2017年1月、私は、LinkedInのトレーニングやコンサルティングを行う自分のコンサルティング会社を作るという大目標を立てました。フリーランスのライターや編集者から、LinkedInのトレーナー兼コンサルタントに転向したいと思ったからです。どうすれば実現できるのか、まったく分かりませんでしたが、とにかくやろうと思いました。その年の3月、コンサルティング会社を立ち上げるには、まず取引先が必要だ、ということに気付き、それがサブ目標になりました。この2つの目標を達成するために、2~3年の期間を設けました。2020年に自分のコンサルティング会社を持つことをイメージしました。すべてがあっという間に過ぎました。そのきっかけとなったのは、Forbesに取り上げられたことで、LinkedInを通じてもさまざまなチャンスが生まれました。その結果、2017年6月に初の国内取引先、翌月に初の海外取引先が私のLinkedInサービスを利用することになったのです。その後、2017年8月にVB Consultingを立ち上げました。
LinkedInでの強力な存在感があったからこそ、3ヵ月でサブ目標を達成し、文字通り7ヵ月で大目標を達成できたことは、今でも信じられません。
チャンスは倍増する力を持っています。ひとつのチャンスは必ず、より大きなチャンスにつながっていくし、決して終わることはありません。
コンフォートゾーンから出るのは大変ですが、大変なのは最初だけです。突き出るためには大きな決断をしましょう。あなたのストーリーを語りましょう。個人ブランディングに投資しましょう。手を伸ばせば、多くの報酬を得ることができ、素晴らしいチャンスを引き寄せることができます。
強力なブランドがあれば、思う通りに料金設定をし、好きな仕事への対価を得ることができ、収入を安定させることができます。影響力が大きくなるにつれて、あなたの専門性を必要としている人たちを支援することで、もっとよくすることができます。
LinkedInでの個人ブランディングは長い時間をかけて作成するものです。
一度確立された個人ブランドは、継続的にお客様やチャンスを運んできてくれます。強力な個人ブランドを構築するのは時間がかかりますが、絶対にその価値があると保証します!
Payoneerを利用すると、Upwork、Appen、Native Camp、ITALKI、Gengo、Udemy、Patreon、Hakuna、BIGO Live、Getty Images、Shutterstockなど多くのプラットフォームから代金を受取ることができます。この機会に、大手サービスを活用した販路拡大を検討してみませんか。
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