越境EC成功鉄則7つのポイント (3)

越境ECでビジネスを拡大している株式会社プリンシプル 代表取締役の村田光俊氏に、その秘訣をブログ記事にしていただきました。

全3回のシリーズに分けて、ご紹介しています。今回は最終の第3回目。ポイント6-7をお届けします。

まだ以前の記事を読んでいない方は、▼こちらから。

ぜひ、今後の越境EC事業にお役立てください。


ポイント6: 儲かるための次のステップ

売れている商品を販売して越境ECの運営に慣れてきて、お客様の対応もショップ側の体制も築けてきたら、その次は儲けるステップに進まないといけません。

売れているものというのは、基本的にはレッドオーシャンなので利益は低くなっています。売れている商品の次には売りたい商品を売る、というステップか売れている商品で利益が出る仕組みやモノ作りをする、というステップになります。

このどちらに進むのかはどちらが得意なのかによります。セレクトや物の目利きが得意であれば売りたい商品を売る、というステップになります。モノ作りが得意であれば売れている商品をもっと安く作る、という方になります。

そして最終的には自分たちが売りたいもので利益が出るようにする、というのがゴールになります。

越境ECは最初の段階では利益はなかなか出ないこともあります。スピードよく最終ステップまで辿り着けるかどうかが成功のポイントと言えます。


ポイント7: 商品以外の越境EC成功のためのポイント

越境ECの成否を分けるのは大きくは商品になるのですが、そのテーマをクリアしたら、様々な実際の運営に対する課題が出てきます。

まず一番は集客が課題になることが多いと思われます。その問題を低くするためにAmazonやebayと呼ばれるショッピングモールからスタートすることをオススメしております。手数料は取られますが、集客を独自でするためのお金や時間などを考えると最終的にはどちらが効率的か、という判断が出来ます。

最終的にはSNSを駆使しながら、自社のファンになってくれることが大事です。1人1人のお客様に寄り添うような接客やSNSの運用が出来るとファンになってくれて、そのファンがファンを連れてくるような連鎖が起こります。

ページ作りに関しては、まずはモデルショップをチェックしましょう。日本人の目からしたら、これが良いの?というページや見せ方もたくさんあります。ですので、現地化してページ作りはどのようなものがいいのかの共通項を導き出し、現地の感覚が分かる人に意見を聞くことをオススメしております。

最後に物流と決済になります。物流はEMSやUPS、FeDexやOCSやDHLなどがあります。それぞれの会社によって強い国と地域があったり、重さや大きさなどによって金額に違いが出たり、納期もそれぞれです。

自分たちの運用にあった運送会社とそのサービスはどれなのかをリサーチしてください。基本的にはどの国と重さと送り方なのかで送料が決まってきます。

決済に関しては特定の国や特定のサービスなどを除けばペイオニアを使うことで越境ECはクリアされることが多いです。

物流や決済はこれから越境ECの利用が進めば進むほどサービスが充実していくことが考えられます。最新情報をチェックしながら自分たちの運営にフィットするものをチョイスしていってくださいませ。


最後に、、越境ECは始まったばかりです。そしてこれからのポテンシャルも非常に大きく感じています。だからこそこうすれば絶対に成功するというものはありません。成功に近づくための考え方などはありますが。。

ということは最後は本気でやりきった人が成功に近づくのだと思います。

 

執筆者: 村田光俊氏
株式会社プリンシプル 代表取締役
船井総合研究所WEBコンサルティングチーム コンサルタント、チームリーダーを経て、2013年、株式会社プリンシプルを設立。メンズの総合セレクトショップ フリースピリッツ立上げ。2014年より越境EC事業を開始し、2016年、越境ECが全体の売上構成比20%に成長

 


いかがでしたか?

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Richard Clayton

Richard is the Head of Content at Payoneer. An accomplished marketing manager, Richard is passionate about thinking creatively to communicate effectively.