サイトの構築やマーケティングに多くの労力を注いだのち、大量のトラフィックがあったとき、ECビジネスに勝利した余韻に浸りながら、ゆっくりしたい誘惑に駆られる気持ちは十分わかります。しかし、コンバージョンのないフォロワーが何千人いても、売り上げがあるわけではありません。サイトを訪問した人を購入まで誘導する、強力なプランが必要です。
今日は、ランディングページを最適化して訪問者からの購入を勝ち取るための戦略とコツをご紹介しましょう。
視覚的に訴えてこないランディングページでは、コンバーション率は低くなります。画像は1枚では不十分です。衣類にしろ、アクセサリーにしろ、人は商品を色々な角度からみて、価値を考えたいのです。
アングルにバリエーションが持てて、色々な見方ができる画像ツールを使うと良いでしょう。360°画像や動画の方が、強力にアピールできる商品もあります。
カスタマーレビューは、最適化されたランディングページの最も重要な機能であることに間違いありません。下の表はレビューの大切さを表しています。驚くことに、知っている人からの勧めを信じる人と同じくらいの割合で、インターネット上の見知らぬ人の意見を信じる人が存在するのです。
引用元: OccupyGoogle.org
さらに、消費者は商品を作っている人が言うことより、商品を利用した顧客が言うことの方を、12倍も信用するのです。87%の人が良いレビューに影響されると答えています。つまりは、良質の顧客エクスペリエンスを提供することが重要だということになります。満足している顧客にメールでレビューの記入をお願いしたり、販売後のフォローに問題はなかったか、確認するのもいいでしょう。
視覚的に素晴らしくても、購入者は商品の価値について、いくらかの説明を欲しています。商品が問題を解決してくれる、または生活の質を高めてくれるなど、明確なコピーが、最終的な購入の決め手になります。
従来の営業会議では、営業マンは価値を十分伝えた後であっても、たいていの場合、発注をお願いしなければ注文に結び付かないことを知っていました。Eセラーにも同じことが言えます。見込み客を購入にまで持っていくには、注文してくれるように、はっきりと伝えなければいけません。
効果的なCTA(行動喚起)は、通常、商品説明と画像の後もしくはその周辺に配置されています。最もいいのは、カラフルなボタンで「購入する」に誘導するといったような、視覚的なCTAを活用することです。
対面で行うセラーも、購入者からの質問や不明点を言ってもらうことの大切さを認識しています。オンラインストアでも同じです。訪問者がより具体的な情報や、個別に知りたい情報についてリーチする際、リンクやボタンを介して商品に関する問い合わせができるようにしておきましょう。製造業者の「よくある質問」のページにリンクを張ってもかまいません。最近では、サービスツールとしてチャットボットも見かけるようになってきました。チャットボットは、オンサイト行動に基づいたAIを利用して見込み客とインタラクティブなやり取りを行います。
ECセラーのための商品ランディングページの最適化と、コンバージョンアップのヒントをご紹介しました。これらのヒントを採り入れて、大量のトラフィックからさらに大きな利益を得てください!