EMSなど国際郵便の一時引受停止措置の拡大による越境ECへの影響と、配送サポート企業のご紹介
新型コロナウイルスにより世界的に航空機の減便が影響しているため、日本郵便は、4月24日より一部の国・地域宛て国際郵便の一時引受停止を米国を含む196の国と地域に拡大したと発表しました。
4月23日時点で、EMSおよび航空扱いの引き受けを一時停止しているのは米国を含む146か国・地域。すべての郵便物の引き受けを一時停止しているのは中国など50か国・地域となっています。
こうした状況を受け、EMSで商品を配送するケースが多い越境EC事業者の中には、海外から受注に関しては返金対応を行うといった事業者も出てきています。
一方で、いつ解除されるのか見通しのたたない状況でビジネスを継続するにあたり、従来の配送手段に加えて、別のオプションを検討する事業者も増えつつあります。PayoneerがDHLジャパンに独占インタビューをしたところ、以下のような運送状況の確認が取れました。
DHLは、世界220以上の国・地域での輸送網を継続的に改善しております。
• 新型コロナウイルス感染が世界の航空業界に与える大きな影響は継続しており、輸送能力は依然として不足しています。しかし、現在当社では継続的に国際間における輸送日数の改善努力しております。具体的には;
• 遅延が発生していた中国東部からヨーロッパへ、また中国南部からアメリカへの輸送日数を約半分へ短縮することができました。
• また、当社のインドのチームはロックダウンにより一時サービス停止を余儀なくされておりましたが、現在は輸出入対応の回復地域を大幅に拡大しております。
• 状況は日々改善しています。当社では輸送日数とサービスへの影響に関する最新のステータスを公開しています。:
https://www.simplydhl.com/covid-19updates
お客様のショップ運営上の工数減のお手伝いをいたします。
• あるアメリカのメーカーでは配送業者をDHLへ変更したところ、配送日数の短縮と、DHLウェブサイト上における輸送ステータスの購入者への可視化を実現しました。これにより、輸送業者を変更する前に比較して顧客満足度が上昇し、同時に購入者からの問い合わせやクレームの件数が70%減少したという事例がございます。
• また、DHLではオンデマンドデリバリーというサービスを展開しております。これは商品をお受け取りになる海外の購入者宛に、事前に配達予定日をお知らせし、ご都合に合わせて購入者がその荷物の受け取り方法を選べるサービスです。購入者がスマートフォンやタブレット、PCからDHLウェブサイトにアクセスすると、最大6つの配送オプションが提示され、配達日の指定、近隣のDHLサービスポイントでの引取や配達先住所の変更、留守中の配達留め置きなどを選択できます。これにより、顧客満足度をさらに高め、配送プロセス全体の効率化を実現することが可能となります。
※2020年5月11日現在の情報です。
さらにPayoneerでは、日本にいながら海外に販売する越境EC事業者様に向けて、新型コロナウイルスの状況下でも安定した配送が可能なサービスをご紹介します。
日本から海外発送対応のサービスプロバイダー(※随時更新中)
- 各事業者様への各クーリエ(UPS,DHL,Fedex)による発送を可能とするサービスの提供を開始いたします。送料部分に関しては、EMSなどに比べお安くなっておりますので、弊社への手数料を含めましてもお得感はあるかと思います。
- 北米およびヨーロッパは特に配送料が安くなっております。
- まだ、仕組みが整っていない部分もありますが、それゆえ皆様の意見を取り入れたサービスを提供できるように柔軟に対応させていただきます。配送手段でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せいただけたらと思います。
- Payoneerユーザー様で、新規会員様には月額会費1ヵ月無料とさせていただきます。
次のURLへアクセスhttps://bpj41.jp/p/r/SkQazLWAいただき、Payoneerユーザー専用のフォームから申し込みをしてください。
- UGXクーリエサービスは引き続き稼働中ですので、現在もFBA倉庫への納入に関し、継続してサービスを提供しております。中でもアメリカ向けの配送は、Around the Worldの心臓部と捉えております。お客様に安定したサービスを提供出来るように現地支店と連携しながら、進めてまいります。
- 欧州Amazonは、意外かもしれませんが、通常通り稼働しているため、ドイツFBA直送に関しても近日中に開始致します。
- 日本から直接、エンドユーザー向けにも日本郵便のUGXクーリエサービスを利用して送ることができますので、ご相談いただければと思います。
- 次のURLへアクセスhttps://ashmart.com/web/ いただき、問い合わせ内容に「Payoneerからの紹介」と明記してお問合せください。
まとめ
現在の新型コロナウイルスは、各国の情勢、各プラットフォームの対応、配送の状況など越境EC事業者にも大きな影響をもたらしています。このような状況下でもビジネスを継続して行うには、最新の情報に敏感になることと先見の明が必要です。
ペイオニアでは、今後も、物流やソフトウェアなど様々な分野の企業と連携しながら越境ECのエコシステムを構築し、越境ECセラー様に最新の情報をお届けします。
ペイオニアからのお知らせ
ペイオニアでは、変革が求められる昨今の状況下で、少しでもセラー様に役立つ情報をお届けしたいと考え、最新情報を提供するオンラインセミナー等の開催も予定しております。
やむをえず、緊急の開催になってしまうこともありますが、今後のウェビナー開催予定などはウェブサイト、ファイスブック、ツイッターで告知を行いますので、ぜひフォローいただき、ご確認いただければと思います。
ウェブサイト:https://blog.payoneer.com/ja/news-ja/events-ja-1/event-webinar/
フェイスブック:https://www.facebook.com/japan.payoneer/
ツイッター:https://twitter.com/Payoneer_JP
※現在、Coronavirus(COVID-19)の影響により、全ての当社主催の対面イベント、展示会への出展等は停止させていただいております。
ペイオニア(Payoneer)について
ペイオニアのミッションである「go beyond」とは、さまざまな境界や限界、期待を超えるサポートを企業に提供することです。ペイオニアでは、国内取引のような手軽さで国際商取引におけるデジタル決済を実現させ、新たなビジネス機会へのアクセスを可能にし、世界の何処であってもあらゆる規模のビジネス遂行を可能にします。
今日のデジタル世界において、ペイオニアのプラットフォームは、200以上の国と地域における数百万のフリーランス、中小企業、マーケットプレイス、大手企業の国際商取引を効率化させています。コンプライアンスを遵守し、安定したテクノロジー、オペレーション、金融基盤を備えるペイオニアは、国際商取引決済、ワーキングキャピタル、税務ソリューション、リスク管理に関する一連のサービスを提供しています。(※)
また、新興市場の意欲的な起業家に留まらず、Airbnb、Amazon、Google、Upwork、Appen、Getty Imagesなどの世界をリードする大手企業にわたり、顧客の成長を促進させ、簡単かつ安全な国際商取引を可能にしています。 2005年設立のペイオニアは、収益性が高く、世界中に事業拠点を置いています。
「one world, one platform, endless opportunity.」をかかげるペイオニアの詳細は
https://www.payoneer.com/ja/
をご覧ください。
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