オンラインストアのコンバージョン率(成約率)を把握し、その最適化に取り組まれていますか?
コンバージョン率は、あなたのウェブサイトに訪問してたビジターが実際に顧客に変わった数や、メルマガに登録するなどサイト内でアクションを取った人の割合です。コンバージョン率を確認するには、上記のコンバージョン数をサイトの訪問者数で割り出します。
コンバージョン率はそもそも、何をコンバージョンとして定めるかといった事や、時期、競合、商品の価格、CM等のマスとの兼ね合い、等で変動します。Zappos、Nordstrom、UniqloなどのトップEコマースのウェブサイトは、コンバージョン率を高めるためにサイト上でどんな取り組みをしているでしょうか?
ここでは、2018年にモバイルサイトで使用された5つのコンバージョン率最適化 (以下、CRO)トレンドを紹介します。
ホームページとモバイル画面との相互性の高さはコンバージョン率に大きく影響します。また フィルタ/並べ替え機能の向上させることでさらにコンバージョン率が上がります。
特にモバイルユーザーには、短時間で 多くのデータから 希望する商品 を絞り込んで 表示することがコンバージョン率にアップにつながります。
オンラインサイトと実店舗の在庫連携とその状況を顧客のモバイルで知らせ、顧客がどちらでもスムーズに購入できる環境をつくることに注力しています。
O2Oという言葉も当たり前のものになっていますが、ネットでもリアルでもスムーズなお買い物体験を提供しなければコンバージョン率は下がってしまいますね。
レビューと並んで、新規ユーザーは他の顧客に製品について尋ねることができる機能です。
この機能は、ユーザーの質問にタイムリーに回答されることで、売上を向上させることができます。
これを確実にする1つの方法は、スタッフも質問に答えることができるようにすることです。 ライブチャットや、チャットボットを利用するサイトもあります。
アメリカで最も多く使用されているオンライン決済はPaypalです。その他2018年にはApple Pay、Google Walletなども決済方法として取り扱うサイトが増えています。
ちなみに米国大手調査会社Forresterのレポートによると、米国内の2016年のモバイル決済の市場規模は1,120億ドルとなり、2021年には2,820億ドルに達する見込みとのことです。
新しいアイテムがカートに追加されたタイミングで、ページにポップアップサインが表示されます。ここで関連商品やお勧め商品などを表示し、クロスセリングの機会を可能にするがモバイルサイトとデスクトップサイトのトレンドになっています。
クロスセリングとは顧客が購買する、あるいはすでに利用している製品・サービスに関連するものを販売していくことを言います。
CRO(コンバージョン率の最適化)は、コンバージョン率を時間の経過とともに改善する方法です。慎重にテストし、全体を通して指標を追跡するのが理想的です。
コンバージョン率のトラッキングを開始すると、そのコンバージョン率の低下に驚いて悲観してしまう可能性ありますが、実際のところEコマースの 平均 コンバージョン率は約1〜2%です。
ただし、これを1パーセント上昇させることにより多くの収益が見込まれるのです。 なによりも顧客目線でサイトを見直し、ページごと、アクションごとのコンバージョン率を把握する必要があります。
どの時点でユーザーがサイトから離れていってしまうのかを追求し改善していく努力が必要です。