Eコマース小売業者はギフトシーズンのこの時期は注文の対応と発送に忙しくしていますよね。 小売業者の業績は、11月と12月の売り上げに大きく依存していることも多いと思われます。
もう2018年のホリデーシーズンの売り上げ対策を計画するには遅すぎますが、2019年の準備として今年の結果をしっかりと見つめていきましょう。実際にこの時期の売り上げで成功を収めている会社は、 年明けすぐ1月から 次のクリスマスシーズンのために計画を立てていることが多いのです。
最終四半期の売上高を見直し、次年度がさらに良くなるように改善や準備の予定を立てておくのです。
そこで今回はEコマース業界に関係する世界中のセールやイベントの年間予定とその特徴を取り上げ、来年度の対策や準備に活用いただきたいと思います。
以下は2018年度の世界での大きなイベントやセールが開催された日程です。
1月15日– Blue Monday – UK
2月14日 – Valentine’s Day – GLOBAL
2月16日 – Chinese New Year – China
2月23日 – Men’s Day – Russia
3月8日 – International Women’s Day 2018 – GLOBAL
3月11日 – Mother’s Day – UK
3月14日 – White Day – South Korea / China / Japan / Hong Kong
3月17日 – St. Patrick’s Day – Ireland
4月1日 – Fool’s Day – GLOBAL
4月1日 – Easter – GLOBAL
4月22日 – Earth Day – GLOBAL
5月5日 – Cinco de Mayo – Mexico (and USA)
5月13日 – Mother’s Day – GLOBAL
5月15日 – Beginning of Ramadan – GLOBAL (in Muslim communities)
5月24日 – Victoria Day – Canada
6月17日 – Father’s Day – GLOBAL
7月1日 – Canada Day 2018 – Canada
7月4日 – Independence Day – USA
7月15日 – Amazon Prime Day 2018 – USA (& GLOBAL)
8月5日 – Friendship Day 2018 – India
8月22日 – Eid al-Adha 2018 – GLOBAL (in Muslim communities)
9月9日 – Rewards Day – Singapore
9月22日 – OktoberFest – Germany
10月9日 – Malaysia Cyber Sale – Malaysia
10月10日 – Perfect 10 – Singapore
10月31日 – Halloween - GLOBAL
11月7 日 – Diwali – India
11月9 日 – Crazy Web Shopping Day – Italy
11月11日 – Singles’ Day – China
11月14日 – Click Frenzy – Australia
11月23日 – Black Friday – USA / GLOBAL
11月26日 – Cyber Monday -USA / GLOBAL
12月11日 – Green Monday – USA12
12月12日 – Harbolnas – Indonesia
12月15日 – Free Shipping Day – UK
12月16日 – Super Saturday - USA
12月25日 – Christmas - GLOBAL
12月26日 – Boxing Day ∸ UK
12月31日 New Year’s Eve - GLOBAL
Eコマースの場合、ブラックフライデー、サイバーマンデー、そして中国の独身の日のように、年の最後四半期にスペシャルプロモーションの日が詰まっているように感じるかもしれません。
もちろんこういったビッグセールに便乗して売り上げを上げる対策を考えることは重要でしょう。しかし同時に、Eコマースビジネスだからこそ、1年間にわたり 安定した販売を 継続的に伸ばす仕掛けを作ることができます。
中国では11月11日はもともとは独り身たちが集まってお祝いや買い物をするような日でした。その独身の日に目をつけたのが中国最大のECプラットフォームを運営するアリババです 2018年11月11日の売上は、1682億元。日本円にしてなんと約3.5兆円、約310億ドル!セール開始後、15時間で前年の売上高2兆円超をこえ、過去最高の売上となりました。参加ブランドも昨年より約30%増の18万ブランドとなり、参加した国や地域も増加。世界的なイベントになりつつあります。
このように世界各国で年末年始のセールや夏と冬のセール以外にもいろんな行事に合わせたセールがあります。
たとえば1月15日はイギリスではブルーマンデーでした。遡ること2005年に1月の第3月曜日が一年で最もブルーな月曜日として知られるようになりました。
週末明けの月曜日が憂鬱だという認識は世界共通のようですが、その中でもクリスマスや年末年始のホリデーシーズン明けの1月の月曜日は最悪に憂鬱だというわけですね。この時を狙ったマーケットは気分が晴れるバケーションの提案や、ヨガ関連商品や癒しグッズ、健康嗜好品やダイエット関連などが挙げられます。
インドのディワリは日本のお正月のように親族が集まったりするお祝いの日で、ギフトの交換も多く、甘いお菓子がたくさん購入されます。アマゾンはこの日にGreat Indian Festival Saleという独自のセールを実施しています。
アメリカで始まったブラックフライデーを合図に始まるホリデーセールは世界的にも実施している国も多くなりましたが、アメリカでは12月のクリスマス寸前の土曜日にスーパーサタデーという日があり、これは小売業者がギフトショッピングの駆け込み需要を狙ってラストセールを行うことで有名になり、この日をホリデーセールの最終日に設定することが多くあります。
ここに挙げたもの以外にも、もっとたくさんの世界中のイベントに関連するアイデアを活用することで、オリジナルのセール企画や商品を発案してみるのもおもしろいと思います。ぜひこのホリデーシーズンを駆け抜けたあとには、来年度に向けてどんなイベントやセールを実施していくか、その対策と準備を考える時間を取ってみてください。
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