越境ECに限らずSEOの基本的なポイントは「お客様にとって有益なコンテンツを保有しているか」という点にあります。この点をどのようにwebサイトの中で設計し、構造化していくのか、というのが一番に考えなければならないポイントです。
そのためにはお客様がどのようなキーワードやニーズがあるのかを知ること。次にそのデータをどう設計していくのかを考えること。次にそれをどう実現させていくのかということ。この三段階で考えていただけると越境ECでのSEO対策が可能になります。
そのためには
Google AdWordsのキーワードプランナーで自分のサイトで販売している商品を購入するであろうキーワードを入力します。そこでサジェストキーワードも同時に取得しておくとSEOの設計の時に役立ちます。検索ボリュームも分かりますので優先順位付けが可能になります。
競合店やモデル店のサイトのソースを開いて、どんなキーワードが設定されているのかをリサーチします。ボリュームはないけどクリティカルなキーワードやメインキーワードをサポートするようなキーワード、関連キーワードなどのヒントが隠されています。
お客様に分かりやすい情報提供をしていかないといけませんので、ディレクトリ構造で設計していかなければいけません。簡単にいうと、伝えたいこと(獲りたいキーワード)を補完するために下層ページで細かい内容を伝える、ということです。例えば「財布」というキーワードでSEOをあげたければ、それを保管するキーワードとして「二つ折り財布」や「長財布」などがあり、「二つ折り財布」を保管するキーワードとして「二つ折り財布 人気」や「二つ折り財布 ブランド」などがあります。
そのキーワードの設計をしながら、そのページのキーワードに対するコンテンツの内容を深めないといけませんので、見出しをつけていきます。トピックと言い換えても良いかもしれません。
そして最終的にその見出しやトピックごとにお客様に有益となる情報(テキストや画像、動画など)を盛り込んでいきます。この設計が非常に大事になります。
設計が終わりましたら、コーディングというwebページにしていく作業に入ります。これによって設計が実現に変わるわけです。
コーディングは日々進化しており、最適解というのをテクニック論で伝えてしまうと時間が経過すると誤った情報になるかもしれないので割愛しますが、その情報をグーグルの方針の発表や発信などをもとに随時バージョンアップさせていってください。
ですので、数年前の情報を元にした形でのwebサイトの構築では評価が下がってしまうかもしれませんので注意してください。
今後、越境ECにおいてモールで売上や実績を作られた方が自社サイトの展開を本気で考えていくタイミングがあります。その時に広告などでお金をかける形ではなく、自社のノウハウで無料で集客するというやり方のファーストチョイスがSEOになると考えられます。
SEOの成果が出るのは3〜6ヶ月はかかりますので、自社が本気で取り組むタイミングの少し前から取り組みだして、成果を得られるように計画してください。
海外でのSEO対策ができるようになると色んな可能性がグンと広がりますので、積極的に運用してください。