越境ECにおける動画マーケティングの活用法
動画マーケティングの隆盛
近年最も急速に成長し、最も需要の多いマーケティングの形態の1つとして、デジタルビデオ(動画)マーケティングがあります。これは多くのマーケティング担当者が取り組みはじめている、もしくは始めるべきとわかっているトレンドではないでしょうか。
日本よりもトレンドの先をいくアメリカの広告形態を見れば、その実績や活用頻度の増加が明確です。
Forbesでシェアされているニュースによると、近年人気のある動画マーケティングがどのようになってきたのかを理解するのに役立つ統計があります。
- デジタルビデオ(動画)が2019年までにすべてのウェブトラフィックの80%以上を集めると予測する。
- マーケティング電子メールに動画を追加すると、クリック率が200〜300%向上する。
- 動画をリンク先ページに埋め込むと、コンバージョン率が80%向上する。
- 消費者の90%が、製品のビデオが購買意思決定に役立つと報告。
- YouTubeによれば、モバイルビデオの消費は毎年100%増加している。
- 消費者の64%は、ビデオを見てオンラインで製品を購入する可能性が高い。
- オンラインマーケティング担当者の87%が、現在デジタルマーケティング戦略にビデオコンテンツを使用している。
- 消費者がオンラインで過ごす時間の3分の1は、ビデオの視聴に使っている。
- ビデオ広告は現在、オンライン広告費用の35%以上を占めている。
動画マーケティングの具体的事例
では実際はどのように活用されているのか事例をあげて見てみましょう。
さまざまなメディアでYoutube広告の視聴回数をもとに、その年の人気広告とその傾向が発表されています。
2017年は大手ブランドのブランドコマーシャル制作の傾向として、これまでの広告の長さの概念が無視され、さらに長く、まるで映画作品のような広告を作るトレンドがあります。また社会問題を意識したものも多く作られ視聴率が高くなっています。
(参照:http://www.adweek.com/creativity/the-10-most-watched-ads-on-youtube-in-2017/)
動画だけで商品を説明
それとは対照的に、SNSをモバイルデバイス(スマホやタブレット)で利用する若い世代をターゲットにした 商品のプロモーション広告などは、短く、簡潔に、その動画上だけで情報を伝える広告が好まれています。
FacebookやInstagramのStory機能を使っての動画広告が受け入れられやすい理由に、ユーザーが文字を追うためにスクロールダウンする指の動きを好まないことがあげられています。
横にスライドするもしくは、動かさずに1画面で動画を見ることで情報を入手することを簡潔したいという指向が反映されてきているようです。
ネットショップでのビデオの商品説明はもはや必須
またオンラインショッピングでの製品のビデオ説明は、すでに必須ともいえるほど浸透しています。
Kelty: https://www.kelty.com/linger-side-table/
このようにデジタルビデオマーケティングはすでに広い範囲で活用されはじめています。
もしまだ動画制作に手を付けたことがなければ、まずはSNSなどの簡単に動画制作ができる機能を使って、広告運用を試してみたり、自社サイトの製品に動画での商品説明を加えていくところから始めてみてはいかかでしょうか?