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※今回の記事はこれからAmazon.com開始する方に向けた記事とする
毎年夏~秋にかけて出品者が増加する恒例行事。
理由はホリデーシーズンにフォーカスをあてた新規参入、ホリデーシーズンでサブアカウントの成長加速など、様々な要因によるものだ。
2010年からアマゾン輸出を始め、かれこれ約10年のAmazon輸出の変遷を見てきているが、今年は大きなチャンスと捉えている。どこを押さえれば継続販売ができ売上が上がるかが明確になってきたからだ。
しっかりとポイントを押さえた上でのアマゾン輸出を行うことで、大きな柱になることは間違いないモールなので今後拡販を行う方にとっては必須コンテンツだろう。
その中で本日の記事は、日増しに厳しくなる新規参入時の始めの一歩であるアカウント登録時に気を付けるべきポイント3つを紹介していく。
新規で販売を始める前に、何をどのように販売するのかという点が悩ましいポイントだろう。
自社製造であれば、販売商品は基本的には決まっているので問題ないだろう。
所持する商品数が多い場合はAmazon輸出に向いているため、よりオススメだ。
また既に販売商品が決まっている方で、売るために何すればいい?という方は前出記事を参考にしていただきたい。
【Amazon人気商品から見る、成功のために抑えるべきポイント5選】
https://blog.payoneer.com/ja/e-sellers-ja/marketing-promotions-ja/5-key-for-success-from-amazon/
一方で、相乗り販売の場合は売り上げが上がりやすいメリットがある一方で、注意が必要だ。
特にこれからの時期は例年通りのAmazon精査が始まる時期になる。
精査も様々ではあるので一例を挙げるが、例えば偽物クレームを受けてしまうと新規アカウントやオープン1、2年のアカウントだと何らかのペナルティを受けるケースが多発する。
例えば、仮に本物を販売していたとしても多くのエビデンス提出が必要になるため、最終的に証拠不十分で販売禁止及びアカウント停止になる事態が発生するケースがある。
もっとも、基本的に悪質でない場合はサスペンドリリースされるため、
この場合は適切な対応方法をとりながら、アマゾンとの粘り強い交渉が必要だ。
相乗り販売は、キャッシュポイントが近いが現状アマゾンだと若干のリスク、地雷がある。
自社商品を0からブランディングであると時間とコストが発生する。
どちらか、及び両方を選択する必要があるので、慎重に選択したいところだ。
さて本日の本題で、最近多くの質問を頂く、新規アカウント作成時の注意ポイント。
数年前までは簡単に作成できていたが、場合によっては1つのミスでアカウント作成がかなり煩雑なものとなるケースが多発している。
場合によっては新規アカウント作成に2か月以上を費やすといったケースも見受けられる。
その中で、注意点を3つ紹介する。
アマゾン出品者登録の際に、必ず公的に表記されている法人名、住所を使用すること。
正確な情報を記入していない場合と、新規出品者アカウントが一時サスペンドになるケースが増えている。
このサスペンドになると提出書類や情報が増え、公的書類(登記簿等)との整合性確認の際に問題になるケースもある。
それにより販売開始まで時間がかかり、場合によっては永久に解除されない場合もある。
また、稀ではあるがカテゴリーによっては(特に食品関係など)、初回出品時および納品時に、各種レギュレーションの確認が入ることがある。
トレーサビリティや国際規格基準に達している工場で製造されているか確認が入るケースが稀に発生する事もあるので、事前に準備をしておけばスムーズに販売が開始できるだろう。
Emailアドレスは、これまでアマゾンで使用した事のないアドレスを使用する必要がある。
これはあまりに有名な話だが、過去に使用したことのあるメールアドレスを使用すると、その時の情報が引き継がれるケースがある。
また重複アカウントの疑いが発生する。そうなってしまうと、ここでは割愛するが様々な問題が発生するので注意が必要だ。
基本的にすべての情報紐づき及び重複アカウントリスクがあるため、注意してメールアドレスを選定する必要がある。
なお、既に日本で販売している方はグローバルセリングというサービスを活用すると、より月額がお得になり販売が可能になる。
海外送金口座作成を行ってから、アマゾン出品者アカウント作成へ。
基本的には海外送金口座がないとアマゾンアカウントが最後まで作成できない仕様となる。
というのも、アマゾンアカウント作成の過程で月額手数料等引き落としのためのクレジット情報を登録しますが、その情報を登録した時点で決済が始まる。
そのため準備次第では、月額費用を無駄払いしてしまうケースもあるので、注意が必要。
Amazon.comの参入ハードルは年々上がってきている。
数年前までは誰でも気軽に簡単に販売が始められたが、最近更に厳格化されてきている。
市場が大きく、認知されてきた証拠の1つで、偽物を意図的に販売する事や、販売後に商品を送らないなどの悪質セラーも散見され始めている。
カスタマーファーストのアマゾンでは様々なプログラム、プロジェクトで市場安定に努めていることがアクションとして垣間見える。
そのため、正確に販売を行えばチャンスが多くなってきている市場感になっているので、これから開始する方はアマゾンルールを適宜把握する事をルーティーンにいれ販売を開始すれば、ますます面白い市場に発展すると考える。