編集者注:この記事はamzcontrolの創業者兼CEO、マイケル・ムヒン氏によるゲストブログです。
矛盾しているように思えるかも知れませんが、一日に商品が50ユニット売れたのに、利益がマイナスのままということは実際に起こりえます。理由はAmazon倉庫の手数料にあります。
この保管手数料は1か月に1度引き落とされますが、ほとんどの出店者は利益計算の中に入れていません。保管手数料は、計算しにくいAmazon手数料の良い例ですので、確認していきしましょう。
FBA(フルフィルメント by Amazon)プログラムを利用している出店者は、Amazonの倉庫に保管している商品に保管手数料を支払わなければなりません。
米国にある倉庫は、1年の内の時期と商品のサイズ(標準サイズか超過サイズか)によって手数料が異なります。また、2018年4月1日からは$0.05値上がりしています。
1月~9月:標準サイズ商品1平方フィートあたり$0.64、超過商品サイズ$0.43
10月~12月:標準サイズ商品1平方フィートあたり$2.35、超過商品サイズ$1.15
さらに在庫一掃日から6か月または12か月を超えて保管される商品に適用される長期保管手数料は、1平方フィートあたりそれぞれ$11.25と$22.50となります。2018年9月15日からはこれらの手数料は半年に一度の請求ではなく、月ごとの請求となります。
手数料はAmazon FBA倉庫内の商品と出店者の在庫を合わせた容積に基づいて計算されますが、商品は毎日出荷されるので容積はその都度変化し、正確な保管手数料を計算するのがかなり困難になっています。
ユーザーに、リアルタイムで保管手数料を教えてくれるサービスもあります。例えば、amzcontrolは管理されている商品の容積に基づいて計算するのではなく、Amazonが請求する額に基づいて計算します。この金額は自動的に他のAmazon手数料とともに利益計算に組み込まれます。
保管手数料の他に、Amazonの出店者は返品の計算にも苦労しており、そのため通常は無視してしまいます。その理由は大きく2つあります:「あまり影響がない」か「どのように計算すればいいのかわからない」
残念なことに、返品はビジネスに影響があります。ただ、amzcontrolのようなサービスでは、返品をすべて自動的にアカウントに取り入れてくれます。下の例で見てみましょう。
まず、返品の際には、処理コストや戻ってこないコストの他に、売上げと経費の調整が含まれていることを知っておくべきでしょう。
例えば商品1ユニットを1月に販売したとして、お客様が2月に商品を返品してきたら、変更しなければならないことがあります。まず、購入者に返金し、そしてAmazonの手数料その他を調整する必要があるのです。
では返品はどのように計算すればいいのでしょうか?すべての要素を書きだしてみましょう。
以上をまとめると、すべてのデータを可視化し、Amazon手数料を自動的に入力してくれて、買付価格の変更や月々経費、固定経費(例えばデジタルアシスタントや写真撮影)に対応してくれる特殊なソフトウェアを使えば、もっと楽になるということです。
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