米国政府の新たな輸入関税とその取扱いについて知っておくべきこと

編集者メモ：本ブログは、Unicargoの創設者兼CEOのRefael Elbaz氏によるゲストブログです。

中国と米国間の貿易戦争の緊張が高まるにつれて、特定の中国製品を米国へ輸入する業者は、米国の新しい301条に基づく輸入関税により、さらに高い関税に直面することになるでしょう。この関税は、340億ドルに相当する輸入品に適用されます。

米国は、9月24日に報復リストの第3弾を発動しました。これにより、対象製品をリストアップした、第3の提案附属書が発表される見込みで、毎年2千億ドル超に相当する、10％の追加関税の引き上げが実施されることになります。この第3のリストは、以下に記載する以前の2つのリストとは異なり、多くの一般製品が追加関税対象となっていることから、Amazonセラーに大きな影響を与える可能性があります。この記事では、新しい関税の影響を最小限に抑えるためにセラーができることについて説明します。

中国製品への新たな輸入関税とは？

以下は、トランプ政権により段階的に導入された、中国製品の輸入に対する関税引き上げです。

• リスト1の関税は、2018年7月6日に発効されました。これらの関税は、合計818種類の製品と製品ラインを対象とし、25％の追加関税が課されます。
• リスト2の関税は、2018年8月23日に発効され、新たに279の輸入品目が対象に加わり、同じく25％の追加関税が課されます。
• 2018年9月24日発効のリスト3の関税は、種類の異なる5745もの製品が対象に加わりました。関税率の引き上げは2段階で開始され、2019年末までは10％増、新年以後は25％に増加します。

自分の商品が関税変更の対象かを知るには？

新しい輸入関税の増加により影響を受ける商品や、材料の包括的なリストを作成しました。

ご自身の取り扱い商品が輸入関税の増加対象になることが分かった時、上手に処理することで、不要な請求を避けられることがあります。たとえば、以下のような方法があります。

• 商品や材料を対象から除外するために申告する。
• 商品デザインを変更して、新しい関税リストに該当しない商品にして生産する。
• これまでの商品分類による品ぞろえを変更する。
• 中国以外の国から商品や材料を調達する。
• 中国から商品を輸入して、米国から商品を輸出する場合は、関税の戻り税を受け取る資格があるかチェックする。

新しい輸入関税についてご不明な点やご質問があれば、Payoneerに是非ご相談ください。中国からの輸入に精通した専門家が対応いたします。

より詳しい質問や相談は、Unicargoにお問い合わせください！

Refael Elbaz氏は、ECの物流と三国間貿易の分野で10年以上の実務経験を持つ、国際運送事業のスペシャリストです。彼はUnicargoの創設者であり、サプライチェーンのコストを低く抑えながら、エンドユーザーの貨物輸送体験を効率化し、改善する最新の技術を活用して成功しています。