アマゾン日米の違い
アマゾンが越境ECに優れている理由
アマゾン日米の違いを記載する前に越境ECではAmazonをオススメしている理由を記載しようと思います。
越境ECの相談をかなり多くされるのですが、普通の中小企業だったら自社ECはやめておいた方がいいですよ、とお答えしています。
自社サイトで買うメリット、買う理由、お客様が集客できる方法、を持っている会社のみ自社サイトでも良いのではないでしょうか?と答えています。
逆にいうと、それ以外のところはアマゾンで取り組んだ方が、全ての面において良いのです。手数料が高いとか、価格競争になる、という理由を言う人がいますが、先述の3つを保持するための費用としたらやすくなると思います。
アマゾン日米の同じ点
弊社ではAmazon以外にも、eBay、Qoo10、Rakutenglobalなど多くのプラットフォームを利用させてもらってきました。その中でも圧倒的に使いやすいのがAmazonでした。
まず、日本とアメリカで管理画面がほぼ一緒であること。使うデータベースが一緒であることは、非常に多くのメリットをもたらしますし、最初から世界がターゲットであることを示しています。
ですので、日本のAmazonを運営している人でしたら、すごくすんなりとアマゾンの越境ECをスタートすることが出来ると思います。
そしてここ数ヶ月の間に、管理画面がアメリカAmazonを開いても日本語で記載してくれるようになりました。これで本当に運営という意味ではさらに使いやすくなったと言えるでしょう。
その他にもビジネスレポートや広告の仕組みなども一緒なので、誰か1人しか出来ないというのでは無く、ある程度の多くの人が操作できるようにも配慮されています。
アマゾン日米の違う点
上述の多くの同じ点もありますが、違う点もあります。それはアメリカで先行して取り組まれているサービスであることが多く、その多くはうまくいったら日本に入ってくるサービスになるので、先に取り組めるので、日本が主戦の企業にはメリットも多いのではないかと思います。
まず大きな1つが動画での商品訴求です。アメリカアマゾンの売れているショップ、ブランドでは動画で商品の紹介をしている商品ページがあります。
やはり昨今の商品訴求の大きな流れである動画を使用した取り組みは大いに注目されるところですし、これがいつ日本に入ってくるのか楽しみです。
もう1つがブランドページです。アマゾンでは自社サイト、自社ページというものは持てなかった時期もありましたが、今では持てるようになり、独自のカテゴリーや広告の取り組みなども可能なようになりました。
日本でも最近、商標を保有しているブランドはこの機能がオープンにされて、広告の当て方や独自ページの保有などが出来るようになりました。
最後にスマホでのページの見せ方も違います。まだ日本では詳細のページはワンクリックしてからでないと見ることができませんが、アメリカのページは商品ページを下にスクロールしていると見ることができます。またカラーの見せ方も違います。これもアメリカの方がより分かりやすい作りになっています。
アマゾン日米の違いを把握する方法
このように色んな同じ点も違う点もあります。ただアメリカの方で色んな取り組みをして、うまくいったものが日本にも入ってくるというのは変わらないと思います。
ですので、アメリカのアマゾンの様子を常に見ておくのは日米どちらのAmazonをしっかり取り組む上でも大事なことです。
その違いを把握する一番良い方法は、アメリカアマゾンで売れている商品のページやブランドのページをリサーチすることです。
日本でもそうですが、あまり売れていない商品やブランドにはオープンになっていないけど、売れている商品やブランドにはオープンになっているサービスがあったりします。
自分たちの同じカテゴリーだったら、どこまでが一緒でどこが違うのか、ということがわかると思いますので、定点観測的にも売れている商品やブランドを見ておいてください。