なぜ台湾でECがブームなのか?
米国と中国市場において、オンラインでの買い物が一般的なことは良く知られた事実ですが、台湾のオンライン市場も一般に浸透してきています。Practical Ecommerceの情報によると、台湾国民の62%がオンラインで購入をした経験があり、オンラインによる購入は小売り業全体の約11%を占めています。
しかし、なぜ台湾でeコマース市場が大きくなったのでしょうか?
モバイルユーザー
台湾でのeコマースの成功の背後にある大きな理由の一つは、モバイルユーザーの急増です。 eMarketer社の調査によると、台湾のインターネットユーザーの約90%はスマートフォンを持っているとのことです。つまり、消費者達が外出先で商品を予約したり、気軽に買い物をできる環境があると言っています。日本同様、オムニチャネル戦略が重要となるでしょう。
Eコマースロイヤリティ
Practical Ecommerceによると、ロイヤリティプログラムは、台湾においてeコマースの成長に重要な役割を果たしています。多くの地元のウェブサイトは、ポイントプログラムを導入し、顧客のリピート率をあげています。
また、台湾国内のeコマースのサイトの多くは、他国の感覚では過剰と思われるほど、多くの情報を盛り込んだページ作りをしています。そのコンセプトは、多様な商品を販売しているスーパーマーケットの目玉商品コーナーに似ています。膨大な量の商品を陳列し、顧客の目をひくイメージです。
台湾でEコマースの利点を活かすには?
この市場が成長を続けている中で、学ぶことがたくさんあります。毎年恒例のE-Commerce Expo Asiaは台北で開催され、昨年はアジアの有力なeコマース企業が参加し、 15,000人以上の集客がありました。タイのニュースソース、The Nationによると、今年度のテーマは、”ビッグデータ、越境EC、フィンテックとスタートアップ企業”です。
Source: SP Ecommerce