フェイスブックグループで商品開発して売るEC
Facebookグループの重要性
企業や個人でもFacebookページをもっていて、見たことがある、もしくは利用していることはあるでしょう。
では利用している方は、Facebookグループに参加登録していますか?最近Facebookグループを積極的に活用する企業が増えていることにお気づきでしょうか?
じつはFacebookグループは新しいものではありません。趣味からペット、有名人まで、同じ興味を持つ人々が集まって話し合うためのスペースとして、初期のころから存在していました。
しかしFacebookは ニュースフィード アルゴリズムの変更により、Facebookページよりもグループが優先されるという 新しい発表をしました。そしてこれまで個人ページの機能だったグループが、ビジネスページでもグループが表示できることになりました。
“これはブランド企業にFacebookページにグループを含めるような戦略にシフトするよう促すこととなっています。
参照元: https://www.facebook.com/help/publisher/177361692888267
Facebookグループとは?
Facebookには、公開、非公開、および秘密の3種類のグループがあります。
「公開」は基本、誰もが参加の承認を必要とせずにグループを見つけて閲覧、投稿することができます。 大人数のグループにしたかったり、誰でも参加可能にしたい場合に最適です。
「非公開」はグループのメンバーを、誰でも閲覧できます。ただしグループ内の投稿はメンバーにならないと見れません。公開グループとの違いは、メンバーになる前にグループ内の投稿を見ることができるか、できないかの違いです。ただし、グループに入るには、管理者あるいはメンバーの承認が必要となります。管理者と友達になっていなくても参加可能です。
「秘密」はグループの存在自体が秘密になっていますから、参加するまで誰が入っているか、どんな投稿があるかもわかりません。管理者に招待されないと参加ができません。メンバーは管理者と友達になっている必要があります。
Facebookはこれからビジネスページを利用する企業に、このグループ機能を活用することを勧めています。本ブログではアメリカでのFacebookグループ活用成功例と特徴をご紹介します。
女性用の靴ブランドRothy’s
Rothy’s Addictsというグループページは非公開ですが、ブランドを愛好する 1万人を超える ファンの間でスタイリングのコツや、写真の投稿、ブランドへの質問などを奨励しています。
グループ参加には8つのルール(転売の禁止など)に同意することが求められています。
https://rothys.com/
https://www.facebook.com/groups/338231236698395/
全米で大人気バイクエクササイズ Peloton
Peloton は最近のビジネスモデルの成功例としてさまざまな分野から注目を集めています。フィットネススタジオ等に置かれるエアロバイクを自社開発し、約2000ドル(22万円)で個人ユーザーに直販し、これと共に、人気インストラクターによるスタジオでのレッスン動画を(エアロバイクに装着された)ディスプレイにストリーミング配信します。
こうした動画配信はライブとオンデマンドの両形式で 提供され、両方合わせて月額で約40ドル(4400円)の受講料です。それだけではなく、ディスプレイには同時に受講中の他ユーザーのフィジカル・データ(ペダルの回転数、走行距離、エキササイズの持続時間など)がリアルタイム表示され、多くのライバルたちと競い合いゲーム感覚でモチベーションが持続できるようになっています。仲間意識の高い愛好者たちが非公開グループに参加し、活発な交流が続いています。
https://www.onepeloton.com/
https://www.facebook.com/onepeloton
18歳から35歳まで限定の旅行会社Contiki
年齢層を限定して、同じ興味をもつ知らない若者同士が一緒に旅に出たくなるようなツアーを提供する旅行会社。
旅はその場所に行くことだけではなく、そこで何をするかが大事というメッセージをもとにユニークな目的を実現する旅のプランを提案しています。仲間になった旅の経験者たちがグループにその体験をシェアしています。
https://www.contiki.com/ap/en
https://www.facebook.com/Contiki/
まとめ
このようにフォロワーが興味を示しそうなイベントやトピックのグループに企業が招待し、そのプラットフォーム上で活発な意見交流が行われることをFacebookは推奨しています。
グループで得る意見から、自社の製品改良のアイデアや新しいサービスのリソースとして活用しようとしている企業も数多く見られます。そして多くのグループ参加者がいることが、ブランドや企業の信頼度や顧客満足度への貢献にもつながってくるとも言えるでしょう。
どの成功例にも共通することは、グループを運営する企業の立ち位置は、話題や場所を提供するファシリエータ―(お世話係)に徹することです。
活発な意見交換見を促進し、その意見を誠実に聞く姿勢が必要で、一方的な広告や情報発信に使うことが目的となるとユーザーには参加してもらえなくなるので気をつけましょう。