Amazonが販売しているAmazon Alexaが搭載されたスマートスピーカーAmazon Echo。アメリカに遅れること3年。日本でも2018年春から一般発売も開始されています。
AI搭載音声スピーカーというとなんともマニアックな響きがありますが、すでにアメリカでは一般の家庭でもみかける普通の商品になっていて、すでに1000万台以上が売れているそうです。
NPR and Edison Researchによるとアメリカ世帯の16%がスマートスピーカーを保有し(約3900万人)そのうちの36%がスピーカーを使って定期的に買い物をしています。
定期的な利用者でなくてもスマートスピーカーで一度でも買い物をしたことのある人は、アメリカではスマートスピーカー所有者の62%、イギリスでも44%に上リます。
またアメリカとイギリスの音声ショッピングは現在の20億ドルから2022年までに400億ドル以上の市場になると強気の予想もされています。
そして数あるスマートスピーカーの中でも音声ショッピングに使われていることが最も多いAmazon Alexaのデバイス自身の販売と音声ショッピングを合わせて、2020年までに100~110億ドルの売り上げになるだろうと予測されています。
Amazon Echoに話しかけて、Amazon.comで音声ショッピングすることはプライム会員にとってはスマートなショッピング方法ですが、Amazon以外のショッピングサイトでは支払いの際には配送先やクレジットカードの入力が求められたり、まだまだスマートに決済できないのが現状でした。
そこでAmazonはAmazon Alexa SkillsのAmazon Payを使用して、Alexaを通じて商品やサービス(チケットやデリバリーなど)を販売するための方法をブランドに提供しはじめています。
Amazon Payは、既存のCRMおよび注文管理ソリューションと統合されており、Amazon Payをすでに決済方法に使用している事業者が現在のプロセスで販売を管理できることを可能にします。
つまりは自社のサイトでも「Amazon Pay」対応の「Alexaスキル」を開発し取り入れて、音声ショッピングにも対応するようにできるということです。
アメリカでは大手外食チェーン店のTGI FridayがAlexaを使った音声での注文をAmazon Payで決済する初のレストランとして、そのサービスのデジタル化を強化しています。
新規顧客のおよそ7割がオンラインでテイクアウトの注文をするため、その決済の環境をさらに快適にするものとして取り入れています。
イギリスでは 2018年5月に鉄道会社のVirgin Trainが、Amazon Alexaを通じてチケットを販売する世界的に初めての旅行会社になったと発表しています。
この革新的なコラボレーションの開始により、Amazon Echoを含むAlexa対応のAmazon機器を介してVirgin Trains Advance Singleチケットを音声で予約し購入することができます。
そしてアマゾンジャパンは7月30日、具体的な時期は未定だが、決済サービス「Amazon Pay」を利用するECサイトが、“音声ショッピング”に対応できるようにする方針とその準備を進めているということを発表しました。
家のパソコンでWebサイトからショッピングはできて当然、どこでもスマホ画面をスクロールしたりタップすることでスムーズにショッピングを完結できることも、もはやあたりまえ、時代はもう次の段階、音声検索に対応できてスムーズにショッピングを楽しめるためのサイト準備をすすめていかないと顧客ニーズには追い付けないのかもしれませんね。
そしてアマゾンの思想として、どこかのドメスティックな市場にだけ適応するとか、サービスを限定するということはないと思われますので、越境ECでも音声ショッピングやAmazonスキルを注視しないといけないと思います。