“発展途上国でデジタル商品を販売” – ゲストブログ by @momekh
Payoneer の特記すべき点はプロフェショナル達で構成された驚くべきグローバルコミュニティーの存在であると言えます。毎日私達はグローバルエコノミーの向上に貢献している世界中の新規Payoneer アカウントホルダーとつながっています。フリーランサー、ディベロッパー、デザイナー、アフィリエイト、スタートアップ企業、ビジネスオーナーなど…その他、挙げれば切りがありません。
デジタル商品を販売している Mohammad Momekh さんから、その経験をシェアしてくれたゲストブログを是非紹介したいと思います。Mohammad さんはブログを http://blog.momekh.com でも運営していて、トライアスロンであってもスタートアップ企業の創設であっても、世界中の人々の生活にエッセンスを与えるようなサポートを目指して励んでいます。 そしてMohammad さんはブログ中にPayoneerに関するヒントやフィードバックを共有するセクションを設ける事にしたのです。
Payoneer ブログへのゲストポストにご興味があれば是非ご連絡下さい!
パキスタンは大きな国ですが、ネット文化はそれほど大きくありません。オンライン人口は大変少なく人口全体の10%程にしか至りません[1]。しかしこの10%という数字も世界で第6番目に人口密度が高い国であるとしたら大きなマーケットである事に間違いはなく、他の見方をすればパキスタンのオンライン人口はベルギーとスウェーデンの人口を合計したのと同じ位の規模という事です[2]。
考えてみて下さい。どんなデジタル製品が2千万人のパキスタン人に販売できるでしょうか?そこには問題有り?もちろんです。
問題
Clickbank (私の国、パキスタンに唯一支払送金してくれるサイトです) のようなプラットフォーム上で自分のEブックを販売することがまず問題です。
自分が得た報酬を利用する事が出来なかったんです。なぜか?このお金は銀行を経由しないといけなかったからです。
Google (本当にわずかな収入で、もう Adsense は利用していません) と Clickbank (1000 USドル以上) から小切手を受取るのは理想的な方法ではありませんでした。
私のいる Lahore まで小切手が届くまでまず待つ必要があります。そのトロさからカタツムリ郵便と英語で表現しますが、普通郵便配達 はそう呼ばれるに値します。小切手を普通郵便で受取ってこのLahoreにある銀行に入金依頼をするとします。すると銀行はこの小切手を発行者宛に米国まで、彼らが確認したい事柄がなんであろうと確認の為にまたもや普通郵便で返送します。インターネットの存在というものを誰も教えてあげていないのでしょうか?
小切手がClickbank を旅立った時点から私の銀行にお金が入金されるまでの所要日数 (小切手を郵便で受取った同日に銀行に持っていったとして)は、まさに35-50日間もかかるのです。50日間という、この果てしない期間は特に理由なしで入金されないので受容れがたい決済方法です。しかしそれしか私には方法がなかったのです。
そんな時、他のベンチャーを追加しました (JustAddVenture ですね?) : ケーキ販売をする小さなスタートアップ企業を妻と一緒に設立したんです (スタートアップはいつも小さいものです!!) 注目すべき点は実際の店舗を持つ事なしに全てオンラインで販売すると言うものでした。オンライン決済を簡単にする為にお客様からの支払いにクレジットカードを受付けたかったんです。
クレジットカード決済をパキスタンで受付けるのは心臓発作的な事柄ではなく、銀行システムは堅実で、しかしパキスタンベースのオンライン決済プロセッサーで利用可能なものはありませんでした。ひとつもないんです!そこで2Checkoutでアカウントを開設しました。
2Checkout は私のウェブサイトでクレジットカード利用を受付けます。2Checkout を通じて私は Payoneer ペイオニアを知ることになったのです。
半分解決
PayoneerはLahore までデビットカードを送ってきました。Mastercard なのでクレジットカードを受付ける所であればこのデビットカードは利用出来ます。2Checkout で得たお金は全てPayoneerへ送られます。そしてLahoreにいてカードがあるので、お金を瞬時に利用する事が出来たのです。キャッシュフロー問題:解決!
ここで状況分析:
- ケーキを販売していて、クレジットカードで支払受取り、その資金を10日以内に銀行口座に受取りたい
- オンライン製品を販売していて、クレジットカードで支払受取り、その資金を手にするまで約2ヶ月も要する!
実物を売るのに支払受取りは10日、オンライン製品を売るのに支払受取りに2ヶ月!?こんな理に適わない事はありません。そんな時 Payoneer が提供する米国決済サービスに出会ったのです。
完全解決
始めは信じられませんでした・・・そんなに簡単でいいのか?米国決済サービスに申請して、アカウント番号をもらいました。(一行で書けるところでどれほど簡単か分かるでしょ?申請して受取った?本当にそれくらい簡単だったんです。Payoneer のカスタマーサービスについては下記に続きます)。
次の説明に行く前にもっとクリアに手続きを紹介します。この手続きはちょっと私も戸惑ったので、きっとあなたも困惑するかもしれません。そうであれば以下が助けとなるでしょう。
US Payment Service 米国決済サービスは米国口座番号を提供します。世界中あなたがどこにいようと米国決済サービス利用申請の審査を通り、承認されたのであれば米国銀行口座番号を手にする事が出来ます。この口座はお金を受取る為だけに利用でき、口座からお金を送金する事は出来ません。口座はPayoneer カードにリンクしており、口座に受取った資金は Payoneer カードで瞬時に利用する事が出来ます。米国にいる人はどんな人でもこの米国口座番号にお金を送金する事ができるのではありません。口座は”承認された企業”からのみお金を受取る事が出来ます。例えば、米国にいるあなたのクライアントが Payoneer と提携している企業一覧に載っていない場合は、米国のクライアントはその口座に資金送金が出来ません。米国決済サービスは提携企業リストに企業名が既に掲載されている事をご留意下さい。仮にあなたがAmazonアフィリエイトでAmazonからアフィリエイト収入を得ているのであれば、そのお金は手数料無しであなたの米国口座番号に直接受取る事が出来ます。
私がオンライン製品を売る販売業者として利用していたClickbankは Payoneer の 米国決済サービスの承認企業に既に掲載されていました。なので私は Clickbank における支払オプションの選択を変更しました。(小切手の代わりに資金をペイオニアアカウントへ送金してくれるよう変更したのです!) その数週間後、 Payoneer カードにお金が入金されたわけですが、1ヵ月もかかりませんでした!今では、Eメールのタイトルで “プリペイドデビット Mastercard がロード(入金)されました” と見ると、ネットのどこかで歓喜が聞こえてくるようです。
世界全てが良く行く。
(アップデート: 米国決済サービスは現在、Payoneer ペイオニア利用規約に基づき全ての米国企業から支払受取りが可能です。詳細はこちらををご参照下さい。
2つの優良企業
そんな時、 Gumroad について耳にしました(色々と耳にしていますね?)。
Gumroad はすばらしいです。そしてシンプルです。デザインはエレガントで私が知っている限り他のどの決済プロセッサーより安価です。夏の太陽を浴びて汗がしたたるような暑い中を、そよ風のようにやさしく涼しく吹く心地よい風のごとく、簡単なセットアップでした。
しかし Gumroad は Payoneer ペイオニアの US Payment Services 米国決済サービスに承認された企業一覧に掲載のない企業でした。Payoneer のカスタマーサポートにこの事についてEメールを送り、提携企業リストに Gumroad を加えてくれる様リクエストをしました。
本音を言えば大きな期待はしていませんでした。だってこれは私といういち顧客が要請している厄介なリクエストだからです。
私は普段利用している企業にサポートリクエストを書くのをいつも躊躇しました (Googleに送信したEメールはどうなったんだ!!?) 企業が提供する製品やサービスに満足している限り、その企業のサポートの大半は良くないので、嫌な印象を持ちたくないんです。
Payoneer ペイオニアのアカウントセットアップに満足していて、カスタマーサービスサポートのプロセスを試すような事はしたくありませんでした。
しかし Gumroad は素晴しい製品を提供しているのみではなく、私が信頼している人達も Gumroad を信頼していました。
私はGumroad のデザインフローをUX デザイナーとして気に入っているだけでなく、会計面でもGumroad のサービスには魅力を感じていました – Clickbank より安価です。
このような事から Payoneer に Gumroad をリストに加えてくれるようEメールでリクエストを送ったのです。
同日に迅速な返信をもらっただけでなく、Gumroad 支払いを実行するスペシャルアカウントを受けれる事になったのです。(助けてくれた Nissim に感謝です!)
そして今、財布にPayoneerカードがあるのをうれしく思います。そしてまた Payoneerで実際に働いている人達にも感謝しています。もちろん、Payoneer は私にこれを言わせるためにお金を払ったりはしていません。私がこのことを誇張するのは大企業でも中小企業でも多くの企業が顧客の扱いに間違いを犯しているからです。どんな企業でもカスタマーサービスはコア中のコアです。
もちろん、物事は悪く向く事もあります。過去には Payoneer がパキスタンへの支払いを停止したと聞いたことがあります。問題が発生した場合、もし双方が協力関係であれば、ひとつの問題に向け協力して取り組んでいく事で、問題が解決されないような事はないのではないでしょうか!?自分の経験から GumroadがPayoneer と提携するのは切っても切り離せないような関係です。
あなたと私がビジネスで成功するようになったら、こんな質問を投げかけたいです。
フリーランサーやビジネスオーナーとしてお客様達とお互いに影響しあうような、より良い関係を築くのにはどんな事が出来ると思いますか?私について言えば、問合わせEメールに随分と迅速に回答するようになりました!あなたはどうですか?
[1]: Source: Internet in Pakistan
[2]: Source: Population of countries