新たなビジネスのかたち-オンライン・フリーランスマーケットプレイス
こんにちは、日本コミュニティ担当の櫻井です。
Payoneerは先月グローバル大手フリーランスマーケットプレイスのPeoplePerHour (ピープル・パー・アワー)とパートナー提携を結び、“PeoplePerHour”を利用してオンラインで仕事を受注するユーザーへの支払決済サービスを公式に提供することとなりました。
“PeoplePerHour”は2007年Xenios Thrasyvoulou と Simos Kitiris がロンドン、UKにて設立。登録フリーランサー数は75万人に及び、サイトを通してデザイン(ロゴ、ウェブサイト等)、ウェブ・システム開発、コンテンツ、プロモーション サービスを受注、発注できます。
海外大手フリーランスマーケットプレイス Elance (イーランス)、freelancer.com (フリーランサー)、 oDesk(オーデスク)、 99designs(ナインティナイン・デザイン) に続いてのパートナー提携。オンラインフリーランスビジネスの決済ソリューションとしてますますPayoneerはグローバルに活躍するフリーランサーを決済面で強力にサポートしていきます。
日本国内でもLancers(ランサーズ)、CrowdWorks(クラウドワークス)などフリーランスに仕事を依頼するマッチングサイ大手の利用が浸透してきており、企業に属さず独立して仕事を受注し、事業を展開するクリエーター/プロフェッショナルが増えてきています。4月にはPayoneerが決済サービスを提供しているUSA、サンフランシスコに拠点を置く99designsもリクルートホールデイングスから1000万ドルの投資を受け日本市場に本格的に進出。これから日本でもフリーランスの需要がオンライン・マーケットプレイスにより更に高くなり、フリーランス市場自体が大きく変化していくと予想されます。
海外大手のフリーランスマーケット、Elance を例としてみると登録フリーランサーは180カ国より300万人に及び、一ヶ月の仕事依頼件数は約10万件に及んでいます。
これらの海外フリーランスマーケットの需要が急速に高まっている背景には、従来の国内及びグローバルレベルでの社会経済の仕組みにとらわれず、自分のスキルを生かして独立した仕事・ライフスタイルを確立していきたいという人々がインターネットを活用し, 国境の壁を越え海外のクライアントとコミュニケーションをとりオンラインでビジネスを展開し始めているからです。
また中小企業、小規模事業者、小売店にとっては、Eコマース事業に参入する際ロゴ、ウェブサイトの制作、カスタマーサポートなどにも自社で新しい担当者を雇用する予算を出すのが難しくとも、
こういったマーケットプレイスで経験のあるフリーランサー達ににコンサルし必要なサービスを適正な料金でうまく活用していけるのではないかと思います。
フリーランサー・個人事業者がオンライン・ネットワークを活用しグローバル規模でビジネスのあり方をどんどん変えていく。今後のマーケットプレイスの動向、トレンド大変気になります。