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国内の優れたバンキングインフラを利用して支払いの中断を回避する

国内で支払いができれば、自分と受取人にとって外国為替に伴う費用が節約できると同時に、より迅速な支払いが可能になります。世界最大規模のグローバルECマーケットプレイスは、外国為替ベースの決済処理業者からは距離を置いて、セラーにローカライズされた支払いオプションを提供してきました。規模の拡大が見込まれる中小規模の加盟店の場合、国内の通貨決済を受けることで、より迅速に事業に再投資し、さらに多くの地域に販売し、これらのマーケットプレイスでの成長を加速することができます。

国境を越えたシームレスでスケーラブルな成長を確保するためには、バンキングネットワークにおける冗長性が重要になります。受取人にフリクション(摩擦)のない支払い経験を提供できるようにするには、どの地域においても、国内の通貨支払いと決済の両方をサポートすることができる必要があります。これを達成するためのひとつの方法は、企業が販売しているすべての国で関係を築けるよう現地に基盤を整えることです。これらの地域にも、社内の財務チームと運用チームを維持し、コンプライアンスと規制の要件を管理する必要があります。さらに、プラットフォームに出入りする大量データを管理するための技術基盤を構築して維持する必要もあります。最大手のEC企業でさえ、適切なインフラストラクチャを備えた決済プロバイダーと提携しなければならないのは当然のことです。

為替手数料の削減をはるかに超えて

数年前までは、為替手数料を節約することは大きな関心事でした。今日、ペイメントサービスプロバイダーは、両替費用を支払いフローに直接統合し、接続された国内のACHネットワークで構成されるグローバルバンキングインフラストラクチャを構築することによって、国内支払いを提供しています。ペイメントプロバイダー同士を差別化するのは、マーケットプレイスとその受取人の為替費用を節約できることではありません。信頼できる国内支払いを提供できることと、適用範囲の広さが鍵を握ります。適用範囲と障害時対応の冗長性が高いほど、マーケットプレイスはそのリーチを拡大し、ひいてはその取扱い量を増加することができます。2005年以来、Payoneerはネットワークを構築し強化してきました。そして今日、市場で最も広範囲で信頼できるエンドツーエンドの国内決済ネットワークを提供していることに誇りを持っています。

Payoneerは、世界中の200以上の国や地域に資金を送金し、各国間で7,000以上の独自の支払い方法を提供しています。このレベルの複雑なシステムになると、ある国内の決済プロバイダーがダウンしたり、利用が制限されたりした場合でも、別のバックアッププロバイダーを常に確保できる複数の冗長した層を備えた強力なバンキングインフラストラクチャが必要です。Payoneerはこれを整備したことにより、世界中のお客様にシームレスな支払い体験を提供することが可能になっています。

 

グローバル規模でエンドツーエンドの国内一括支払いを確保する

取引または支払注文がなされると、取引情報はマーチャントアカウント決済ゲートウェイを介して決済処理業者から加盟店銀行に送られ、その後発行銀行に送信されると、最後にプロセッサーおよびゲートウェイへと返送されます。この間に、支払処理業者は不正使用ではないかどうかチェックし、資金要件が満たされていることを確認し、さまざまなリスクおよびコンプライアンス手順を実行します。いずれかの加盟店銀行で問題が発生した場合、支払いは実行されません。

大量の支払いを送信したり、大規模な取引が控えている企業にとっては、何か問題が発生した際にバックアップ決済プロバイダーが存在しない場合は、支払いと業務運用に多大な影響が及びます。支払いや全体的な業務に支障が出ないようにする唯一の方法は、堅牢なグローバルバンキングネットワークを備えた決済パートナーと契約することです。

どのような問題が起きる可能性があるか?

世界中の受取人に対して毎月の一括支払いを行う企業は、その支払いが全額予定通りに毎月各受取人に送金されるようにする必要があります。いずれかの段階で問題が発生し、受取りが遅延すると、企業の評判が低下することがあります。

グローバルで支払いをするときは、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 政治的/経済的混乱 – 国家が政治的または経済的混乱に陥ると、その結果としてバンキングインフラストラクチャが被害を被る可能性があります。国ごとに複数の決済プロバイダーを持つことで、このリスクを軽減できます。
  • 銀行の破綻 – 頻繁には起こりませんが、銀行破綻は確実にリスクファクターとなります。
  • 銀行のストライキ – 一部の銀行は他の銀行が業務を継続していてもストライキを行う可能性があります。パートナー銀行が1行だけでは、ストライキが起きた場合に支払いが遅れることになります
  • 自然災害 – 火事、台風、地震などは、データセンターに被害を与え、インフラストラクチャに影響を与えることで、一部の銀行にその影響が及ぶ可能性があります。冗長性が備わっていれば、何が起ころうと支払いは常に実行されることが保証されます。
  • 大量取引の殺到 – 取引要求の数が限界を超えると、決済ゲートウェイがクラッシュすることがあります。ここでも冗長性が備わっていれば、支払いプロセスが安定に保たれ、確実に時間通りに発行できるようになります。

最適なグローバル決済プロバイダーを見つける

Payoneerは何年も前から、将来のグローバルECは国内の支払いを通して促進されると考えていました。そして、過去10年間にわたって、世界中のあらゆる地域の決済機関と提携関係を構築するために多大な資金を投入してきました。現在、150を超える地元の決済機関と長年にわたり銀行業務提携を結んでいます。145か国に2行以上の現地銀行パートナーがあり、99か国に3行以上の現地銀行パートナーがあります。グローバルおよび地域の銀行と提携し、地域のデジタル決済プロバイダーと協力して全域をカバーしています。

グローバルビジネスに情熱を傾ける企業は、世界中のどの受取人にも時間通りに、低コストで支払いを提供する能力に依存しています。世界最大規模のEC企業は、世界の隅々まで現地でグローバル支払いを実行するためにPayoneerの技術と比類のないグローバルバンキングインフラストラクチャを選択しています。最適なグローバル決済プロバイダーを選択する際は、あなたと受取人に最高の経験を提供することができる信頼できるソリューションを選択してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mateo Graziosi

Mateo Graziosi serves as VP Enterprise, Americas at Payoneer. Before joining Payoneer, Mateo was Head of FX Data Services at OANDA and Director of Business Development at Zynga where he led various payment initiatives in over 45 global markets and managed Zynga’s strategic partnership with American Express, which brought loyalty and rewards to 1m paying Zynga players. Prior to this, Mateo held various business development roles with PayPal, serving some of PayPal’s largest merchants and strategic partnerships including Facebook, Sony, New York Times, and the UN World Food Programme.