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eYekaの裏話:ブランドとクリエイターをつなげる

Coca-Cola、Nestlé、Danone、Unilever、P&G、Hyundai、Toyotaは、クリエイティブ系クラウド・ソーシング・プラットフォームeYekaと協力しているブランドのほんの一例にすぎません。今回は、eYekaのマーケティング・マネージャーYannig Roth氏に、eYekaの事業と同社が国際的なクリエイティブコミュニティにもたらす影響についてお話を伺います。

 

eYekaが他のフリーランスコミュニティと違う点は….

主に2つあります。第一に、eYekaはデザイン業務を最安値で完了することを目的としていません。当社のクラウドソーシングでは、クライアントは自社ブランドを豊富な創造性と消費者のエンゲージメントに露出することができます。当社は消費者が再びマーケティングの中心になるように、イノベーション、市場調査やメディア代理店と協力しています。当社は、消費者のためにブランドを販売するのではなく、消費者と共に販売したいと考えております。そのためには、ブランドや既存のマーケティングのエコシステムとの大がかりなコラボレーションが必要です。

第二点としては、当社のクリエイティブ・クラウドソーシングに対するアプローチは独特です。最初から最後まで、eYekaは1つ1つのプロジェクトに関与し、サポートします。当社のクリエイティブコミュニティを活用し、クライアントが目的を果たす最良の方法を見つけるまでクライアントと共に時間をかけます。クライアントのマーケティングにおける目的を、誰にでも理解でき、楽しみを見出し、参加したくなるような独創性の高いチャレンジに置き換えます。更には、クライアントの問題を解決するためにも、コンテスト後の作業にも力を入れています。eYekaチームは、コンテストの全ての段階に関わっています。これは、他社と異なるユニークな点です。

 

当社のクリエイティブ・コミュニティは…

167ヵ国に渡り34万人を超えて、毎月数千人ずつ増加しています。eYekaはフランスで設立され、そのためこれまでフランスや欧州のコミュニティから圧倒的な支持を受けています。東欧諸国でも非常に活発で、ロシアとウクライナからも多くの参加者がいます。欧州の次に活発なのは、東南アジア、北米、南米で、面白い事実として2015年の単独で’最も活発なコミュニティメンバーはモロッコのクリエイティブでした。このように、eYekaは極めてグローバルであるため、複数の言語に対応したコミュニティマネージャーのチーム体制を敷き、質の高いサポートを提供しています。

 

当社のクリエイティブが直面する最大の課題は…

創造性です。刺激がないことは重大な問題で、創造力はあるのにどのように始めていいのかわからない人はたくさんおり、そのためなかなか着手することができません。ところが、eYekaでは、直観に反するように思われますがプラットフォームにプロジェクトが多ければ多いほど、参加者も増えています。eYeka.comのコンテストは、多くの人々に自分自身を表現する場を提供していると当社は考えています。参加者の創造性なを最大限発揮してもらうためにも、彼らが自由にアイディアを表現できるよう「Creative Techniques」というページを立上げました。

もう一つの理由は、創造する時間やお金がないことです。だれもがそうであるように、eYekaのコミュニティメンバーは他の様々なアクティビティに関与しています。この問題を解決するには、プラットフォームとして2つの方法があります。「eYeka Express」コンテストのように時間や資金をあまり必要としないコンテストを計画するか、あるいはコンテストを段階的に実施し、参加者がアイデアを実現させるために金銭的補助を得られるようにするかです。現在、当社では両方とも行っており、とてもうまくいっています。

最後に重要な点として、信用もまた重要な課題です。デザイナーが当社のサイトを見て、世界的な大手ブランドが評判の高いコンテストを無料で主催しているのを見ても、当社のプラットフォームを信頼していいのかどうかわかりません。eYekaが実在し、ただ働きの心配をしないで参加できることを示す方法がいくつかあります。最近Payoneerと提携したことも、その方向性を示す例です。

 

あらゆるクリエイティブがインスピレーションを受けるなら…

カリフォルニアのフリーランスデザイナーであるHolly McAlisterさんの体験でしょう。Hollyさんは、サンディエゴの広告代理店とのデザインの仕事を失った後に、初めてクリエイティブのクラウドソーシングコンテストに参加することにしました。最初のコンテストは、新しく発売されるスケートボードのヘルメットのデザインでした。その時は勝てませんでしたが、まったく新しいキャリアパスへの道があることに気がついたと言います。2012年にeYekaを試して以来、彼女はクラウドソーシングのコンテストで27回勝ち、賞金総額は6万ドルを超えています。このサクセスストーリーは、氷山の一角にすぎません。

 

Payoneerとの提携を決めた理由は…

特に銀行送金を手配し、それを何度も繰り返し、更には特別な要望に応えなければならないように、時間と費用がかかる決済の問題を解決したかったからです。eYekaはコミュニティのメンバーに600万ユーロ近くを支払っているため、こうした問題は当社のスタッフにとってかなりの負担となる場合もありました。現在は、Payoneerのおかげで、はるかに簡単で信頼できる決済システムができ、当社側としてもっと重要なコミュニティのサポートや提出された作品へのフィードバックの提供などに専念できるようになります。

 

この業界の将来は…

集団的な創造力を生む人材にかかっています。当社の業務開始以来、1千回近いコンテストにほぼ10万件のアイデアが提出されたことをとても誇りに思っています。クライアントが持つマーケティングに関する大きな課題を明らかにし、複雑なポジショニングの問題を解決しました。これはすべて有能でスキルのあるコミュニティのおかげです。当社の将来的な見通しは大変明るく、この先新たな10万件のつながりをクリエイティブな人材と大手ブランドとの間に生み出せるよう努力してまいります。

 

eYekaを始めるためには…

楽しい挑戦を求めているクリエイティブの方も、新しいアイデアを求めるブランドの方も、eYeka日本語サイトですべて解決できます。

 

 

Susan Suzuki