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オンライン販売の売上を促進するトレンド 10選

Richard ClaytonRichard Clayton
2022年5月16日

これまで以上にオンラインでの消費金額が増加しています。食洗機用洗剤からスマートフォンの新機種まで、あらゆるものをEコマースを利用して購入するようになり、消費者のニーズは変化しました。この記事では、2022年のEコマースにおける10の重要なトレンドについてご紹介します。カスタマーエクスペリエンスや純利益の向上にご活用ください。

  • 強力なブランド・アイデンティティを確立する

Eコマースの様相はますます飽和状態になりつつあるため、強力で個性的なブランド・アイデンティティが不可欠となっています。つまり、ブランドを象徴する明確なメッセージと視覚に訴える魅力が重要ということです。ロゴやスローガン、ウェブサイト、パッケージ、メッセージに至るすべての要素がブランド・アイデンティティとして一貫している必要があります。

ターゲットの顧客層に訴求するには、ブランドは買い手に個人レベルで語りかける必要があります。結局のところ、購入者がオンラインで商品を購入するとき、単に商品を購入しているのではなく、ブランドをも購入しているのです。アクセンチュアによると、52%の購入者が自分の価値観に合ったブランドを選ぶようになったとしています。透明性が重要ですので、コンバージョン率を上げるために、会社のブランドが何を象徴しているのかを消費者に示しましょう。

 

  • モバイルコマースへ投資する

今やあらゆるEコマース用ウェブサイトがモバイル向けに最適化されていると思いがちですが、そういうわけではありません。しかし、オンラインショッピングの大半は、モバイルデバイス上で行われています。そのため、レスポンシブで直感的なモバイル用サイトは、直帰率を下げ、顧客維持率やオーガニックトラフィックを向上させるといった意味で不可欠です。実際、61%の消費者が、あるモバイルサイトに初めてアクセスして問題があれば、そのサイトにまた訪問する可能性は低いとしています。

そのため、企業は視覚に訴えるモバイルウェブデザインと、時間のかからない直感的な最終確認のプロセスにするよう投資することが絶対不可欠です。時間のかかる複雑な最終確認は、カート放棄される上位の理由の1つとなっています。

  • 環境に配慮し、持続可能性を取り入れる

Eコマースビジネスをより持続可能なものにすることは、環境への影響を減らすだけでなく、ブランドの魅力を高めることにもつながります。気候変動が人々の関心を引き寄せていますが、世界の消費者の3分の1は、環境に配慮した商品を製造しているブランドを買う傾向があります。

しかし、持続可能性が主なセールスポイントになるにつれ、根拠もなく持続可能であることをアピールする企業が増えています持続可能性をマーケティング戦略に取り入れ、実際には環境保全に寄与していない商品を販売することをグリーンウォッシュと呼びますが、そうならないための最善の方法は、できる限り透明性を高めることです。地球のために何をしているかという単純な説明では不十分で、お客様はサプライチェーン全体について、またそれが環境にどのような影響を与えているかに興味を持っています。

持続可能なマーケティングを取り入れ、貴社がどのように炭素排出量やゴミの削減を行っているかを紹介しましょう。ウェブサイトに持続可能性についてのページを設けたり、ブログ記事を投稿したりして、ブランドとしての約束を示すためのソーシャルメディア向けのコンテンツを作成しましょう。

 

  • 配送オプションを複数用意する

Amazonの2日で配送するオプションは、完全に消費者の配送に対する期待値を変えてしまいました。スピードとタイミングが第1の要求事項となり、お客様は一刻も早く商品が出荷されることを期待するようになりました。より速く、より簡単で、透明性の高い配送をしてくれるEコマースブランドが支持される消費者傾向があります。しかし、同じ購入者が、オンライン小売業者が期待する配送スピードに応えてくれる割合は50%に過ぎないと回答しています。また、2020年の調査では、69.7%のお客様が、通知もなく配送が遅れた場合、その小売業者では2度と買い物をしない可能性があることが分かっています。

Eコマース企業は、こういった期待に応えることで、顧客維持率を高め、カート放棄率を下げることができます。多様で柔軟な配送方法を用意し、さまざまな配送業者と組み合わせることで、ブランドは投資を顧客満足の向上へ自動的につなげることができます。

 

  • モバイル決済を可能にする

Yahooファイナンスによると、2024年までに世界のEコマース決済の半分以上をデジタル決済が占めるようになるとしています。Apple Pay、PayPal、Google Payなどのアプリによって、オンラインショッピング体験が効率化され、消費者がこれまで以上に簡単に取引を完了できるようになりました。

モバイル決済を提供することで、売上が増加し、ブランドはより多くのお客様にリーチすることができるようになります。消費者はすでにスマートフォンを日常的に使用しているので、モバイル決済を可能にすることはメリットになるでしょう。お客様は決済情報を手入力する手間や時間を節約できるので、コンバージョン率の向上につながります。これこそWin-Winの関係です。

 

  • 顧客エンゲージメントを向上させる

SproutSocialによると、64%の消費者がブランドとつながり、エンゲージメントを持つことを期待しています。Eコマース企業は、実店舗を持たずに購入者との関係を構築する必要がありますが、リピーターを作りたいと考えている場合は、さまざまな方法でこれを実行する必要があります。

Eコマースブランドが消費者を惹きつける方法の1つとして、ソーシャルメディアにおける強力な存在感を確立することが挙げられます。ソーシャルメディアプラットフォームは、ブランドと消費者の間の橋渡しをし、直接つながることを可能にしてくれます。インスタグラムは、その視覚的な特性からEコマースに最適です。ストーリー、リール、通常のフィード投稿など、さまざまな形で写真やビデオ(動画)を共有することができます。

ブランドは、購入してくれたお客様とのやりとりを継続することも大切です。商品に関連した情報ガイド、ニュースレター、ハウツー動画などのコンテンツを作成し、お客様がレビューを残せるようにしましょう。否定的なフィードバックがあれば迅速に返信し、消費者に安心してもらえるようにしましょう。ブランドを人間味のあるものにし、消費者ひとりひとりとのつながりを作れば作るほど、また購入してもらえる可能性が高くなります。

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  • ソーシャルコマースを活用する

インスタグラム、フェイスブック、ティックトックは、もはや友人同士で写真を投稿したりビデオ(動画)を共有したりするためだけのものではなくなりました。ソーシャルコマースは爆発的に普及しているのです。もし、まだEコマースブランドをソーシャルメディアで販売していないのであれば、いますぐ始めましょう。米国ではすでに約30%のインターネットユーザーがソーシャルメディアプラットフォームを通じて商品を購入しており、2025年には全世界で売上が3、収益にして7964,000万ドルに達すると予測されています。

ソーシャルコマースは、単にソーシャルメディア上での広告にとどまりません。こういったショッピング体験は、商品を見つけるところから最終確認まで、ソーシャルメディアプラットフォーム上で直接行われるのです。カスタマージャーニーを効率化し、ショッピング体験に双方向コミュニケーションの要素を加えることで、お客様に再び購入してもらえる可能性が高くなります。

 

  • ショッピング体験にVRARを取り入れる

Eコマースブランドは、時代を先取りしようと、新しく革新的な戦略を求めています。拡張現実 (AR) や仮想現実 (VR) といった新しい技術は、購入前に商品をバーチャルに試してもらえるので、オンラインショッピングを次のレベルに引き上げる可能性を秘めています。例えば、ソファを購入しようとしているお客様がリビングルームの画像をアップロードして、家に置くとどうなるかをイメージしてみたり、コスメを購入しようとしているお客様が自分の顔写真に様々な色のアイシャドウをバーチャルに試してみたりといった具合です。

これにより、購入者のオンラインショッピング体験が向上し、カート放棄や返品・交換の確率を減らせるため、ブランド側は時間とコストを節約することができます。また、こういった技術はまだ比較的新しいものですが、20206月に米国の小売業者を対象に行った調査では、20%が自社のオンラインショップにおいてARまたはVRへの投資を検討しており、その半年前のわずか8%から増加しました。

 

  • Use AI technology

Covid-19によってオンライン消費額が大幅に増加しましたが、Eコマースブランドはより多くのマーケティング資源や顧客エンゲージメントの向上のために投資していく必要があることが明らかになりました。そのための方法の1つとして、AI技術の活用がありますが、徐々に戦略に取り入れる企業が増えてきています。実際、最近Markets and Marketsが発表した報告書では、ソーシャルメディアマーケティングにおけるAIの活用は、2023年までに20億ドルを超えると予測されています。

AI技術は、以下のように、様々な形で活用することができます。

  • ブログ記事、ランディングページ、商品詳細ページなどのコンテンツ作成
  • より効果的なターゲット・マーケティングおよび広告キャンペーンの実施
  • パーソナライズされたおすすめ商品の表示
  • 売上予測・収益予測
  • ウェブサイト上にバーチャルアシスタントやカスタマーサポートのチャットボットを配置

もちろん、テクノロジーで人間の仕事を完全になくすことはできないので、AIの活用には限界があります。しかし、ビジネスモデルがオンライン購入頼みの企業にとって、AIを取り入れることは、バーチャルショッピングと併せて行える合理的な戦略です。

 

  • 商品のサブスクリプション販売を検討する

消費者傾向が所有から利用へと変化する中、サブスクリプションビジネスの売上は過去10年間で437%増加し、2025年には世界のEコマースのサブスクリプション市場は2,466億ドル規模に達すると予測されています。サブスクリプションのビジネスモデルは、消費者の需要に応え、お客様をリピーターにし、顧客維持率や顧客満足度を高めることができるため、非常に重要なビジネスモデルです。

Tien Tzuo氏の著書「Subscribed: Why the Subscription Model Will Be Your Company’s Future – and What to Do About It」によると、「サブスクリプションは、お客様の幸せがすべてのベースとなる唯一のビジネスモデルです。お客様に喜んでいただければ、もっとサービスを利用してくれたり、友人に伝えたりしてくれるので、ビジネスがさらに成長していくのです」としています。

 

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