海外で販売すべき6つの理由
国内から海外に販路の拡大を考えたことはありますか？これまで数年間にわたり、国内で販売してきたが、売上が伸び悩み、何とかして打開したいと思っていませんか？あるいは、海外での販売を考えてはいるが、進め方が分からないのではありませんか？
ためらう必要はありません！インターネットのおかげで、海外の買い物客が国境を越えてショッピングをしています。意図的に海外の購入者をターゲットにしなくても、あなたのECサイトには少数であっても彼らがすでに訪れていることでしょう。海外で販売するのに今ほど良い時期はありません
Forresterは、2017年から2022年の間に越境取引が国内取引を17％も上回ると予測しています。
決断するための裏付けがもっと必要でしょうか？ここで、海外販売をすべき6つの理由をご説明しましょう。
1. マーケットリーチを拡大する
現時点で販売がどれだけ順調であっても、それをさらに向上させる努力はいつでもできます。店頭へのアクセスを海外の顧客にまで広げることにより、これまであなたの商品を購入する機会がなかった数百万の新規潜在顧客にリーチできるようになります。たとえば、ヨーロッパは2億9,600万人のオンライン買い物客がおり、そのうち16％は既に海外でショッピングをしています。もう1つの例はラテンアメリカです。e-tailer（オンライン小売業者）が見過しがちな海外市場といえます。2018年には、ラテンアメリカの1億3,930万人の市民が、オンラインで買い物をすることで、この地域でのEC売上高は870億ドルに達すると予測されています。これほど大規模な潜在市場を見逃してしまうのは実にもったいないことです。
2. 競合他社に遅れを取らない
手つかずの市場へ販路を拡大しなければ、競争相手に先を越されてしまいます。海外には、あなたの商品が販売できる顧客層が存在するにもかかわらず、何もアクションを起こさなければ、競合他社が喜んでその顧客層にアプローチすることでしょう。他社よりも一歩先んずることが不可欠です。このステップには、当然ながらクロスボーダーセールスへの戦略的参入を計画することが含まれます。
3. 年間を通して季節に合わせた販売をする
自国とは異なる気候や季節の地域に販売することで、1年を通じて商品需要を最大化することができます。たとえば、高品質のスノーブーツを販売している場合、国内需要のピークは、おそらく冬季の約4〜5ヶ月です。しかし、売れ行きの悪い夏でも、ターゲット市場を南半球にまで展開していれば、自国とは真逆の冬の季節を活かすことができます。
他の国や異文化圏に販売を広げることで、1年のさまざまな時期に存在するホリデーショッピングシーズンの書き入れ時を活用することもできます。たとえば、クリスマスのショッピングシーズンから中国の旧正月へと目標をシフトすると、2月の閑散期を乗り越えることができます。これは2つのメリットをもたらします。1つは、ホリデーシーズンの販売が2倍になることです。もう1つは、商品の売れ残りを恐れて、シーズンの後半に全商品の品ぞろえを控えていた場合に、それをしなくて済むということです。
販売の季節変動を平準化することで、収益サイクルを均等にすることができます。2～3カ月以内に複数の市場で販売できることが分かっていれば、季節を通して幅広く魅力的な商品を在庫する自信が得られ、その結果、さらに多くの顧客を引き付けることになります。このようにして、年間販売を増加する能力を強化し、さらに効果的にリソース配分を最適化することができます。
4. 営業時間を延長する
クロスボーダーのオンラインストアを開店すると、1日のショッピング時間帯と、1年のショッピングシーズン数が最大化されます。国内でのみ販売しているストアには、多かれ少なかれ休業している時間があるでしょう。異なるタイムゾーンに居住しているバイヤーをターゲットにすると、毎日のトラフィックの急増が平準化されます。
5. ブランドの評判をさらに高める
多くの国において、西洋の商品は品質に対して一定の信頼を得ています。これらの商品は、より高品質で、「クール」でエキサイティングなものとみられており、生活の質を向上させるために作られたというイメージが備わっています。もちろん商品にもよりますが、海外で販売すると、西洋を代表する商品を選ぶことに熱心な買い物客を見つけることができるでしょう。したがって、越境ECフルフィルメントに必要な追加費用をカバーするために、価格を引き上げることも可能になります。
たとえば、米国製の商品は中国で非常に需要が高いのです。BCGによれば、中国人の61％が米国製の商品により多くの金額を支払う意思があるとしています。一部の商品カテゴリーでは、この割合はさらに高くなります。2016年に、4億6,600万の中国人買い物客がオンラインで購入し、7,520億ドル以上を消費しています。これは、米国の買い物客が消費した約3,600億ドルよりもはるかに多い金額で、米国の商品を購入することに大変熱心な、極めて大規模な中国のオンライン市場を表しています。
6. 良好な経済状況を好機と捉える
為替レートと現地市場の状況によっては、現地の同等商品に打ち勝つことができます。あなたがターゲットとする市場の経済状況に応じて、現地の顧客があなたの商品を購入し、海外発送のための追加料金を支払っても、依然として地元で生産された同等品を購入した場合よりも安くて済む場合があります。いくつかの海外市場での為替レートと類似商品の価格を調査して、お買い得商品として提供可能かどうかを確認しましょう。
常に稼動させる
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