2023年に知っておくべきEコマーストレンド9選
COVID-19の大流行により、オンラインで買い物をするようになった消費者が何百万人も増えたことで、この3年間でEコマースは急成長しました。誰もがネットショッピングの人気は今後も続くと予想しており、世界のEコマースの小売売上高の成長は5兆ドルから2026年には8兆ドル超になると予測されています。
オンラインセラー数やEコマースの中小企業数も急増したのは驚くべきことではありません。多くのEコマース事業者がプラス成長を達成していますが、すべてのオンラインビジネスが成功するという保証はありません。お客様の期待は変化し続け、新たな課題が発生したり、競合他社から足元をすくわれたりする恐れが常にあります。
しかし、Eコマースビジネスのオーナーは、2023年に何が起こるかを知っていれば、成功をおさめるための準備ができます。どのようなトレンドが来るのかを知ることで、これからのビジネスチャンスを生かし、潜在的なリスクによるダメージを軽減する準備をしておけるのです。そこで、専門家が2023年に来ると予測しているEコマーストレンド上位9選をまとめました。
1. オムニチャネルがすべて
2023年は、買い物をする際に、単一のデバイスやチャネルに制限されていると感じなくなるでしょう。消費者は、商品のリサーチ、価格の比較、購入をチャネル間でシームレスに完了できること、そして一連の購入の流れの中で、デバイスを切替えてもスムーズに購入が行なえることを当然と考えています。
その他のチャネルとしては、BOPIS (=Buy Online Pay In Store、オンラインで注文し店舗で支払い) や、Apple Storeのように、消費者が店舗でApple製品に触れて、オンラインで注文して自宅へ届けてもらうというやり方が挙げられます。音声ショッピングや音声検索も、特に家庭用品や食料品、安価な電子機器などで伸びています。
2. ソーシャルコマースが拡大
ソーシャルメディアは、「Shoppable Instagram」などの機能により、新商品を見つけて、購入まで完了できる場としてますます人気が高まっています。ソーシャルコマースの売上は、2022年の9,920億ドルから2026年には2兆9,000億ドルに拡大すると予測されています。Z世代は商品をおすすめするのにGoogleよりもTikTokを利用しており、48%がTikTokから直接、商品を購入した可能性があります。
3. カスタマーサービスは新しい基準へ
お客様は問合せに迅速に対応してもらえることを期待し、WhatsApp、Instagram、Facebook Messengerなどの使い慣れたチャネルを利用したいと考えています。ますます多くのEコマース事業者がチャットボットを導入しており、24時間365日体制で卓越したカスタマーサポートを提供しています。
また、お客様は返品方法が柔軟であることを求めており、67%の利用客が購入する前に返品条件に目を通すと回答しています。注文の流れ全体が可視化されていることも重要です。お客様は、荷物が今どこにあるかという状況や、最新の到着時間を把握したいと考えており、そしてもちろん、予定通りに届けるべきだというのは言うまでもありません。
4. 拡張現実とEコマースの融合
オンラインショッピングを利用する人の多くは、商品が届いたときに「期待どおりのものが届いた」という安心感を得たいと考えています。優れたEコマースブランドであるKipling、Warby Parker’s、Zappo’s、Sephoraなどは拡張現実を採用して、購入する前に衣服や眼鏡、化粧品を「試せる」没入型インタラクションを用意しています。IKEAには、自分の家に家具を置いたときのイメージが確認できるアプリもあります。
5. お支払方法の選択肢は拡大中
今日の買い物では、Apple PayやGoogle Payなどの電子ウォレットに加え、暗号通貨もよく使われており、あらゆるデバイスでシームレスに支払いができることが期待されています。オンラインセラーは、Klarnaのような柔軟な後払い決済 (BNPL) オプションなど、さまざまなお支払方法に対応しておく必要があります。
同時に、決済情報はハッカーの侵入から保護されていることで、お客様に安心していただくことも重要です。幸いなことに、Payoneerの決済受付ソリューションであるPayoneer Checkoutは、さまざまなお支払方法での安全でスムーズな支払いを可能にしています。
6. 持続可能性は検討事項
2023年には、消費者は環境に配慮した製品には喜んでお金を払うようになり、自分の価値観に合ったエシカルブランドを求めるようになるでしょう。また、買い物をする際には、持続可能な製品やフェアトレード製品を販売し、環境に配慮した包装や最小限の包装、持続可能な配送オプションを提供、リサイクルや詰め替えを簡単にしているオンライン事業者が選ばれるでしょう。
7. お客様は中古品販売に注目
持続可能性への関心や、インフレの進行により消費者の節約志向が高まったこともあり、中古品をオンラインで探す消費者が増えています。
中古品のEコマースは、衣服、書籍、靴、バッグなどのカテゴリーで特に伸びています。消費者の多くは、ThredUp、eBay、PoshMark、Alibrisといった中古品向けマーケットプレイスに直接アクセスし、中古品の掘り出し物を探しているのです。
8. 個人向けカスタマイズ
実店舗は、Eコマースに取って代わられたかもしれませんが、それでも消費者は自分の好み、サイズ、買い物の傾向を熟知している店舗スタッフから、おすすめの商品を教えてもらいたいと考えています。オンラインでも同じように、お客様それぞれにカスタマイズされたショッピングの提案、お買い得情報、個人ごとの好みを理解した上でのコンテンツなどが求められています。
9. モバイルショッピング
最後に最も重要なこととして、モバイルショッピングの人気はまだまだ上昇中です。モバイルショッピングは新しいものではありませんが、2023年にはこれまで以上に成長すると予想されています。予測としては、世界のモバイルコマースの小売売上高は4兆5千億ドル近くに達し、小売Eコマース売上高全体の69.9%を占めると言われています。
そのため、オンラインショップのデザインは、レスポンシブ対応やモバイル対応だけでなく、モバイルファーストの設計をすることが重要です。また、Eコマース事業者は、Apple PayやGoogle Payといった、スマホ用のお支払方法を用意しておく必要があります。
卓越したEコマースが常にトレンド
どのようなトレンドが来ても、PayoneerはEコマース市場を最大限に活用しながら、ビジネスの拡大を確実にする決済ソリューションを提供します。Eコマースの中小企業は、オムニチャネル、個人向けカスタマイズ、持続可能性、ソーシャルコマース、卓越したカスタマーサービスといったEコマースのトレンドに注意を払っていれば、2023年を好調な収益の年にできるでしょう。
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