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【海外B2Bビジネスでの決済に関する調査】半数近くが利便性を意識して決済手段を選択している

Misaki TakemuraMisaki Takemura
2023年2月6日
 日本における海外BtoBビジネスの状況について、実際に海外BtoBビジネスを行っている企業の社長、役員・部長クラスの方(一般社員以外)を対象に調査を実施しました。
ここではその調査結果のサマリーをご紹介します。

<海外B2Bビジネスでの決済に関する調査トピックス>
海外B2Bビジネスにおける決済事情について、海外B2Bビジネスを行っている企業の経営に携わる方に調査。

  1. 手続きや手数料を抑えた決済を望む企業が6割弱
  2. 約4割が外貨のみで受取を行っている一方、為替変動を懸念する声も
  3. 利便性とリスクヘッジを意識した決済手段の選択を行っている
  4. 銀行での決済をコストダウンできる可能性があることを認知しているのは約6割

<調査概要>
1. 調査方法:ゼネラルリサーチ株式会社のモニターを利用したWebアンケート方式で実施
2. 調査の対象:ゼネラルリサーチ社登録モニターのうち、海外B2Bビジネスを行っている企業の社長、役員・部長クラスの方(一般社員以外)を対象に実施
3. 有効回答数:1,017人
4. 調査実施期間:2022年11月22日(火)~2022年11月24日(木)
 

海外取引時の理想の決済方法

B2Bビジネスを行っている企業の社長、役員・部長クラスの方1,017名に、海外取引での理想の決済方法を伺いました。

「海外取引での決済はどのようなものが好ましいですか?(複数回答可)」と質問したところ、『なるべく手続きや手数料を抑えたい(58.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『できるだけ為替リスクを減らしたい(54.1%)』『セキュリティ上、安全な決済ルートを確保したい(47.1%)』と続きました。

手間や費用を抑えたいという声や、リスクを回避したいといった声が主に見受けられました。
 

代金の受取通貨、約4割が外貨で受取

「海外取引での代金の受け取りは、外貨と邦貨のどちらで行っていますか?」と質問したところ、『外貨(41.1%)』『邦貨(22.4%)』『両方(36.2%)』という結果になりました。

邦貨のみで受取を行っている企業の2倍近くの企業が外貨で代金を受け取っているようです。

邦貨のみ、または外貨と邦貨両方を採用している企業に対し、外貨で受け取ることへの不安を伺いました。

・為替変動による利益率の変化の懸念(40代/男性/東京都)
・為替レートの急激な変化に遅延する対応(50代/男性/千葉県)
・その国の情勢(50代/男性/北海道)
・送金から着金までのタイムロスがあること(50代/男性/東京都)

このような回答が寄せられました。

外貨での受取には、為替変動への懸念がぬぐい切れない部分があるようです。
それにより、遅延や不利益が生じてしまうリスクが想定されます。
 

海外取引での決済手段、7割近くが銀行送金(SWIFTなどのT/T送金)を採用

「海外取引先からの代金の受け取りは、主にどのように対応していますか?(複数回答可)」と質問したところ、『銀行送金(SWIFTなどのT/T送金)(67.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『銀行送金(信用状取引)(47.8%)』『外貨受取りサービス(PayPal、Alipay 、Payoneerなど)(25.3%)』『クレジットカード(15.4%)』と続きました。

7割近くが「銀行送金(SWIFTなどのT/T送金)」により代金を受け取っているようです。

続いて、「それらの決済手段を使っている理由を教えてください」質問したところ、『利便性が高いから(43.2%)』を回答した方が最も多く、次いで『契約上その取引方法しか対応できないから(23.4%)』『他の方法を知らないから(15.0%)』『相手から指定があったから(9.8%)』『手続きが楽だったから(6.7%)』と続きました。

4割以上が利便性を重視して決済手段を選択しているようです。
また、取引先との事情があり選択の余地がないことや、その決済方法しか知らなかったという回答が見受けられました。

続けて、利用している決済方法以外の方法を選択しない理由を伺いました。

・煩雑になる可能性がある(40代/男性/東京都)
・特に代替する必要性を感じないから(50代/男性/埼玉県)
・極力リスクを避けたいから(50代/男性/宮城県)
・利便性のより良い手段を知らない(50代/男性/東京都)

このような回答が寄せられました。

知識不足も理由の1つとなっているようですが、多くは煩雑化によりリスク増加を防ぐといった理由があるようです。

複数の決済手段を利用することによるリスク増加を懸念する声が伺えましたが、複数利用する方はどのような理由があるのでしょうか?

・リスクに備えて(30代/女性/東京都)
・決済手段として数多く取り入れた方が利用者が増えるから(30代/男性/東京都)
・取引先の要求に合わせることがあるため(40代/男性/東京都)
・利便性や信用問題(50代/男性/静岡県)

このような回答が寄せられました。

複数の決済手段を利用することで煩雑化し、それがリスクとなっているとも考えられますが、却って、複数の決済手段が可能であることによりリスクヘッジを図ることができるとも考えられそうです。

取引先によって指定される決済手段が異なってくるため、それに対し柔軟に対応できることで、取引数の増加も見込めるようです。
 

決済にかかる費用面について

「海外取引先からの代金受取り、支払いに対してどのくらい費用がかかっているかを認識されていますか?」と質問したところ、8割近くの方が『はい(78.1%)』と回答しました。

多くの方は決済にかかるコストを認識できているようです。
しかし、5人に1人の割合で、認識できていない方も見受けられました。

海外との取引では、通貨が異なるために決済時の手数料なども考慮する必要があります。

「銀行での決済はコストダウンできる可能性があることをご存じですか?」と質問したところ、『知っている(64.8%)』『知らない(35.2%)』という結果になりました。

6割以上は銀行での決済をコストダウンできる可能性があることをご存じである一方、一定数の方には認識が広がっていないことが判明しました。
 

まとめ:海外B2Bビジネスを行っている企業の決済事情

今回の調査から、海外B2Bビジネスを行っている企業の決済事情が明らかになりました。

手続きや手数料を減らし、リスクをできるだけ回避した決済を重視しているようです。

銀行送金(SWIFTなどのT/T送金)を利用している企業が最も多く、約7割に上りました。
複数の決済手段を利用することで発生しうるリスクを懸念する声がある一方で、複数の決済手段が可能だからこそ、様々な取引先に対応できたり、1つの決済方法に困難が生じても代替手段が確保できるといったリスク回避に繋がったり、大きなメリットもあるようです。

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