【シリーズ: 専門家にインタビュー】GeisermaclangのBrad Geiser氏、コンサルタント・請負業者としての信頼関係の構築について語る
Brad Geiser氏は、Geisermaclang Marketing Communications Inc.のビジネスインテリジェンス担当取締役兼CIOです。今回、Payoneerは、Geisermaclangの使命と請負業者を活用した顧客支援方法について、Geiser氏に以下のインタビューをおこないました。
Geisermaclang Marketing Communications Inc.の使命とは何ですか?また、競合他社と御社の相違点をお聞かせください。
確信を持てていない企業に、正しい方向への変革を提供することです。
進め方を迷っている顧客は、コンサルタントに助言を求めますが、計画の実行という段になると、コンサルティング会社の能力は限られています。実行を得意とするのはエージェンシーですが、何が望みかはっきりしている会社との仕事を好むため、コンサルタントとしては限界があります。助言と計画実行の両方を一手に引き受けられるのは、GeiserMaclangだけです。当社には独自のインターフェイスシステムがあるからです。
御社のWebサイトによると、「信頼感の構築」が企業哲学の重要な部分を占めるということですね。コンサルタントにとって、頼りにされることがなぜそんなに大切なのですか?
頼りにされることと(当社の最重要価値である)信頼感の構築は、同じではありません。頼りにされるというのは、頻繁に一緒に働く関係にある人々にとっての、内部的な指標です。誤解しないでいただきたいのですが、それももちろん重要です。しかしながら、コンサルタントとして成功するには十分ではありません。
コンサルタントは、顧客を未知の状況に置くことがあり、そのような状況では往々にして不安感が生じます。そんな中で話を進めていくのは、信頼感がなければ不可能です。コンサルタントが信頼を得られる機会は限られています。信頼感の構築には、自信、信念、専門知識、誠実さ、聞き上手、コミュニケーションスキルなどを含めた資質が投影されます。
逆に言えば、どのような行為が顧客に不信感を与えたり、顧客を失望させたりするのですか?
- 顧客は、「任せられる」と思える人物を必要とします。
- あなたに卓越したスキルがあること。自分の知らない、重要なことを、知っていること。顧客はそう思えることを求めています。
- 問題を解決する方法をあなたが既に知っていると、顧客は思いたいのです。
注目してほしいのは、今、私が言ったことはすべて思いであるということです。
Geisermaclangでは、請負業者をどのように活用していますか?
まず、その中で3つのレベルに分かれています。
主導的コンサルタントとして:お客様のサービス(レポート、デザイン、コンテンツ、プロジェクト管理、デジタル管理、サプライヤー獲得など)を強化するパートナーとして、当社をご利用いただけます。また、より望ましい契約を得るための交渉や、お客様の専門外の分野で問題解決のお手伝いをいたします。
サプライヤーとして:生産要件が弊社の専門外であったり、現行の引き受け能力を超えていたりすることがあります。そこで、プロジェクトごとに請負業者を雇用します。
特定分野の専門家として:特定の分野に秀でた人材を採用し、会社のプロジェクトに確固たる方向性を与えてもらいます。
請負業者と仕事をする際の課題はありますか。特に海外で働く請負業者に関しては、どうでしょうか。
文化や環境の違いがあります。自分のことならわかっていても、アドバイス提供先となる国が自分の状況にどう関わるのかがわからないのです。
カスタマーサービスや対人スキルの不足もあります。傲慢な態度を取ったり融通が利かなかったりする請負業者もいます。その場合、一緒に働くのは難しくなりますね。
国境を越えて請負業者を雇用するとき、不可欠なツールはありますか?
従来のツール以外では、チャットアプリ、ビデオ会議、Google Docsが効率的な共同作業のための新しい基本ツールとなっています。Telegramのようなチャットアプリは、通信プロセスを大幅にスピードアップします。ビデオ会議を使えば、テキストよりも身近な関係を感じられるコミュニケーションが可能になります。Google Docsを使えば、プロジェクト提案者のコミュニティ全体での共有や共同作業が簡単になります。
請負業者と事業主のコミュニケーションやコラボレーションを改善する方法はありますか?
チームでどのような種類の共同作業を行うのか、前もって明らかにしておくことが最善ですね。意見の一致を目標とする対等の共同作業は、主要決定権を持つ人物の説得を目指すチームリーダーコラボレーションとは異なります。共同作業にはいくつかのフォーマットがあります。どのフォーマットを使うのかをはっきりさせておけば、誤解を防ぐことができます。
今の世界であなたが注目しているトレンドやニュースはありますか?それに興味を持った理由は何ですか?
世界の不確定性:政治、経済、テクノロジー、社会に関心を持っています。この世界はますます予想が難しくなっています。我々の仕事ではすべて、不確定要素への対処が必要とされます。
事実絶対主義の後:インターネットは、真実への道を照らす光となるどころか、信頼されていた多くの情報源から、うわべの整合性をはぎ取り、誰もが他人に対して何も証明することのできない主観性の世界を作り出しました。
透明性が評判に取って代わる:評判だけで通用する世界はなくなりました。正直者の存在を、誰も信じていません。欠点も含め、すべてを開示することが、ある程度の信頼を得る唯一の手段です。
海外からの報酬の受取りは、無料で使えるPayoneerアカウントをご利用ください。簡単に、迅速に、安全に、低コストで決済ができます。